香鳴裕人様ご企画の「同題異話SR」、三月分の物語。ようやく公開できました。
(※企画ページ
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054894463220)
まずはじめに謝罪しておきます。ごめんなさい。全編3万文字以上、タイトル回収までに、2万7千文字くらい費やします。
いまだかつて、この企画でこれほどの文字数の作品がありますでしょうか。読んでくださる方が大変な想いをしないか心配です。
さて、言い訳を。
桜、実はノーマークでして。今回のお題を知ったときには慌てふためきました。
私の中で桜は4月(入学式に咲いてた)。それだけでなく、過去に桜ネタで話を書いていて、桜のイメージがそれに支配されていたからです。
じゃあ、ちょうど転載していなかったし、その話を使ってしまおうか。話の中に約束がないこともないし。
そうしようとしたところで、気がついてしまいました。この話、「一片」ではない。「一枝」だ、と。
結局、転用は断念。新しい話を考えたというわけです。
今回は、過去二作と違い、ストックからではなく、一から舞台も話も作りました。
そうしたら、キャラクターはじめ、設定も気に入ってしまい。調子にのって書いていたら、3万もの分量となってしまったわけです。
やり過ぎたかなーと思ったときには、時すでに遅く。さわりだけ書いて、本筋を別連載に、とも考えましたが、このタイトルがあって生まれた物語ですので、このまま作品集に掲載します。
主人公の燈架と颯季。どうぞ皆様、よろしくお願い致します。
それから、件の「一枝」のお話。タイトルを「古桜花影」。こちらも合わせて掲載しますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。
……次回は、5000文字前後を目指します。