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本篇、挿絵 18  〜布多未と剣〜

「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」

第十一章  「この恋は届かない」

第五話  桃色の頬と剣


石上部君布多未《いそのかみべのきみのふたみ》は、

挂甲《かけのよろい》

を身に着けています。
札《さね》と呼ばれる小さな鉄の板を紐でとじています。
表面は漆が塗られています。
石上部君も上野国に根ざした豪族です。

この物語の舞台は765年ですが、663年、白村江の戦いで朝鮮半島まで渡ったご先祖さまが身につけていたよろいを、大事に紐をかえて、身につけています。
なので、細かい傷がありますが、布多未が戦にでたわけではありません。

布多未は暑がりなので、身につけるのは面倒なのですが、よろいは贅沢品。
よろいを身に着けた布多未が上毛野君の屋敷を歩いてるだけで、衛士達のテンションがあがるので、必要に応じて身につけています。

本当は、肩当てや手甲もありますが、肩当て、つけな〜い。
手甲、革で作った手甲で充分、な着崩し布多未です。



↓ここから五話に戻れます。

https://kakuyomu.jp/works/16817330650489219115/episodes/16817330651776634699

14件のコメント

  • 古志加の笑みが魅惑的!
    『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』の絵を思い出してしまった!
    色々な画家が題材にしていますので、どれが似ているというわけではないのですが・・・!
  • 綾森れんさま

    古志加、剣を持った時だけ浮かべる、魅惑的な微笑みです。
    やろうと思えばアッシリアの将軍を誘惑し、首をはねるぐらいできそうな顔をしていますが、古志加、無自覚です。
    普段はもっと、ポヤン、とした雰囲気の笑顔です。
  • 古志加ちゃん、ぞくっとくるうつくしさ。
    いくさめがみ。戦闘天使。ワルキューレ。
    この表情でおおきくふわり舞いながら闘うの想像すると、背筋ぞわぞわってなります。
  • いちさま

    いちさまが、古志加の顔がいろいろ変わるというので、こういう顔ですよ、と、いちさまにお見せするために描いているようなものです!
    普段は、もっと、田舎娘〜な、素朴な笑顔です。
    剣を握る時だけ、この悦楽の表情となります。
    これで剣をさばき、おおきくふわり舞い、男どもをおとしていくのです……!

    背筋ぞわぞわっとなる、という感想、嬉しいです♪
  • わわ!鎧のデザインが細かくてすごい!!
    この時代は、こんな感じの鎧なんですね(^◇^)。
    ふたみさん、かっこいい!ふぅぅ⤴︎
    今夜はこれで三杯よ🍻
  • 虎の威を借る正覚坊様

    よろい、細かいのです。(泣)
    奈良時代、こんなかんじの、よろいです。
    布多未に、「かっこいい!ふうう」ありがとうございます。
    「陽」の気を感じさせる笑顔を浮かべつつ、剣の稽古への期待で、気がぶわーと吹き出してます。
    ぜひ、古志加と布多未の剣技を肴に、三杯、どうぞ。(笑)
  • ふふ、こっちゃんの戦闘の時血がたぎる時だけ見せる魅せる、不敵な微笑みだ!!
    ううう。゚(゚´Д`゚)゚。よろいよくぞ頑張りました!
    副団長の飄々とした強さを特別感を後押ししとります!!

  • 蜂蜜ひみつさま

    はい、こっちゃんの、戦闘の時、血がたぎる時だけ見せる微笑みです。
    普段の顔とは、全然違います。

    布多未のよろい、頑張りました。めんどーぉぉぉくさかったです!
    副団長の飄々とした強さと特別感を後押し、との言葉、嬉しいです〜!
    そこを目指して描きました!(≧▽≦)
  • ひ、表情が怖いよ、古志加ちゃん!?Σ(O_O;)
  • たけざぶろうさま

    こちらにもコメントありがとうございます! この表情は、剣を持って、しかも強い相手に「ノッてる」時でないと見せてくれない表情です。
    怖く、壮絶な美しさを秘めた……そこまでの画力はない。(笑)
    コメントありがとうございました。
  • 古志加ちゃんの剣を持った時の魅惑的な微笑みが、眩しいです。
    布多未さん、大らかでカッコいいですね。
    鎧の絵が細かくて素敵です。
  • この美のこ様

    古志加は、自分より格上か、命のやりとりの時だけ、この魅惑的で壮絶な微笑みを浮かべます。
    普段は、ぽやん、とした明るい女の子らしい笑顔です。

    布多未、おおらかで、男らしくてかっこいい人です。ワイルドです。
    絵は頑張って描きました。
    よろい、もう、面倒で面倒で……(´;ω;`)

  • 古志加、いつの間にか戦闘狂に!?
    戦いたくてウズウズしている様子、嬉しくって仕方ない様子が見て取れます。
    そして、布多未の圧倒的な剣気!!
    挂甲?も頑張りましたね!!加須千花大先生の気合を感じました!!
  • かごのぼっち様

    古志加、普段の稽古ではなく、格上の相手や命のやり取りになると、血潮が熱くなり、普段は見せない笑顔を見せます。
    ウズウズ、嬉しくって仕方ない、です。

    布多未、圧倒的な剣気を意識して描きました! 挂甲も頑張りました。もうヨロイは描きたくないと思いました。(´;ω;`) でも「恋や明かさむ」のほうで(簡略化したとはいえ)沢山描くはめに……とほほ……。
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