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小説にリズム感は必要か?

韻を踏むとかラップするとか、
そう言う話でもないのですが。

間をとる、と言うか、行間を読む、と言うか。
読み進めるスピードを設定したり、休符を入れたり。
そう、アニメ制作の絵コンテで秒数を指定するかのような。




自分の作品を校正する時に、
私は「音読」しています。
いや、ただの音読ではなく、「ラジオドラマ」しています。
抑揚つけるのはもちろん、
セリフは、完全に声優さんになりきっています。
ちょっと近所迷惑かもしれません。
そして、必要に応じて無音状態も挿入します。




元々、私の小説は、
頭の中にある映像作品を文字に起こしたものですから、
音声もすでに出来上がっているのです。
BGMも、もちろん。
これを読み手の方にも再現していただきたい、
と願って、ちょっと工夫はしています。
特に、セリフだと、

「ごめぅんなさい、、、、。」とか

「はぁあぁあぁーーーーー。」とか

「いい、で、すよ。、、、、でも。」とか

「さ、、、ん、ピー、、、」とか

「はー!ー!ー!ー!ー!ー!」とか。

このニュアンス、伝わっていますでしょうか?
かえって、読み進め難くなっていないでしょうか?





私の、読書が苦手な原因の一つに、
作者と、読み手である私の、リズム感の違いにある気がします。

これ、非常に感覚的なことで、説明が難しいのですが。
一つ考えられるのは、

句読点を入れるタイミング、

行間を開けるタイミング、

改行のタイミング、

漢字表記をあえてひらがなにするとか、

可能ならフォントやサイズも変化させたいところですが。

こう言ったことが考慮されて、
ビジュアルとして、視覚の収まりとして、
整った文章に私は惹かれる傾向があります。
読み進める、流れやリズムやスピード感が感じられる文章。

変な趣向でしょうか。

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