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昔の手帳を捨てられない

年末が近付くにつれ、「掃除をしろ」「片付けろ」という声が聞こえる今日この頃。
始めるまでは亀のようなトロさかつ腰の重さを誇る私ですが、一度やり始めたら徹底する面があるので、掃除の時は棚ひとつひとつにつき奥から全部を引っ張り出してガサッと捨てていくようにしています(考え始めたらキリがないので)。

大抵のものは捨てられるのですが、幾多の大掃除を乗り越えて納まり続けているのが昔の手帳です。
今はスマホのアプリ&卓上カレンダーのWでスケジュールを可視化していますが、働き始めから数年間は手帳にちまちまと書いていて。
そのスケジュールがぶわーっと埋まっていくのを見ては「今月も仕事の需要があって良かった」と自分の存在意義を完全に仕事に依存していた訳ですが、今の私があるのはその頃の自分が一生懸命頑張ったからなんだなぁと思うと何だか愛しくて。
あと、単純に「よくこんなに働いてたな」と感心する目的もある(笑)。

年末年始作業が半分片付いたので、気分転換のためにマスク装着してゴミ袋片手にガッサガッサと掃除するか……と思っていますが、多分今年も手帳は捨てられないだろうなぁ。

そんな訳で『聞き耳屋』第14話を公開致しました。
いっぱい喋らせることが出来るの、楽しいなぁ。
続きもはよ書きたい。

大掃除の休憩時間に読んでいただくにはちょっと向かない話かもしれませんが(笑)、お時間ございましたら開いてくださると嬉しいです。
よろしくお願い致します。

4件のコメント

  • 捨てられない手帳。
    それはさながら、私の中学生時代の生活ノート(担任の先生に提出する日記みたいなやつ)のよう。(どこがやねん)

    自分の日記というだけではなくて、先生からの返事も直筆で書いているのでとても捨てられません。(中三の一学期がなぜかないけれど)
    いや、まぁ、それほど大切で捨てられないものってありますよねという話でして。

    もも様もその手帳たち(複数?)を大切にしてくださいませ。

    では、今日も読みに。ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
    (顔文字の使い方があっているか不安)
  • 『重さ』を感じるものって、捨てられないですよね。

    軌跡。
    思い出。

    感じられない重さって、結局、重要なんです。

    とはいえど、そうじゃない、物理的に"捨てられない物"もあるんですけどね(笑)
  • >成野淳司さま

    中学時代のものをずっとお持ちでいらっしゃるの、凄いです!
    私は実家に色々置いたままにしていたら卒業アルバムから何から何まで全部処分されたクチです……(置いていく方が悪い理論)。
    それを知った時は「自分でどうするか迷っているものがあったら実家に置いておこう」と思った次第です。

    大事なものはきちんと自分の目の届くところに置いて、いつでも確認できる場所に保管しないとですよね。
    手帳は7年分ぐらいあったんじゃないかと……。また見返して過去の自分を褒めてあげる材料にしたいと思います。

    勢いある顔文字、ありがとうございます!
  • >西之園上実さま

    そうなんですよ、まさに『重さ』ですよね。
    手帳そのものだけじゃない、時間とか記憶とか色々なものが付加されて捨てることが不可になっている状況です。
    デジタルではこれは残せないし感じられないものだなぁと改めて思いました。

    物理的に捨てられないモノ……。
    とりあえず私の場合は、誰の目にも触れられることなく、自分がゴミ焼却場の燃え盛っているところに直接突っ込んで処分したいものならあります(笑)。
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