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ちょっと「特別」な読者さま


 唐突ですが、皆様には特別な読者はいらっしゃるでしょうか?

 読者の存在は、それが誰であれ嬉しいものです。
 恐らく作家の皆様方も「誰かに読まれたい」と思って投稿をされているものだと思います。それがPVや、♥・★、応援コメントやレビューなどで目に見える形で表されれば嬉しいですよね。

 ですが特に交流があったり、特別な関係のある方からの「それ」は特に嬉しいものだと思います。


 先日、私にとっての「特別な方」から♥を頂きました。
 この方は読み専のようでして、作品を投稿されておらず、近況ノートも作ってはおられません。
 私の作品へも、毎回♥を頂ける訳でもなく、コメントもレビューも1度も頂いてはおりません。
 一言も会話をした事も無く、どのような方かも全く知りません。(その為、名前は伏せさせて頂きます)
 ですが、私にとっては「特別な読者」です。

 そんな方が、なぜ私にとって「特別」なのか?
 それを語る為には、少し自分語りをさせて頂く必要があります。
 ご興味の無い方はブラウザバックを推奨します。



 実は私は、カクヨムに作品を投稿する気は無かったんです。
 去年の初めに初めて小説を書き始め、年末に投稿する事を目指してひたすら執筆を続けていました。
 投稿先に考えていたのは『小説家になろう』です。

 そして何とか目標まで書き進め、12/31に『小説家になろう』に投稿を開始しました。
 その事を翌日1/1に会った、リアルの友人に報告をしたのです。
 すると友人はこのような事を言って下さいました。

「オレのX(旧Twitter)で宣伝してやるよ」

 断る理由の無い私は友人に感謝をしながら新年を共に過ごしました。
 その最中、友人のX(旧Twitter)に通知が届いたようなのです。

 内容は友人のフォロワー様からで、「カクヨムだったら読むけど、なろうは見ていない」というものでした。
 そういう事ならと、友人と別れて帰宅した私はカクヨムのアカウントを作成し、作品の投稿を始めました。


 そう、この方が私にとっての「特別な読者」です。
 この方がおられなければ、私はカクヨムには投降しなかったか、したとしてもずっと後の事だったでしょう。

 そして先程も申しましたが、この方は私の作品に毎回♥を下さる訳ではありません。
 ですが、たまに♥を頂けると「楽しんでくれたのかな?」と思ってしまいます。
 コメントが一切無くても非常に嬉しいものなのです。

 しかも先日は最新話に♥を頂きました。
 投稿開始から8ヵ月。話数も130話。文字数は77万文字。
 これだけ長く読んで頂けるのには感謝の言葉しかありません。
 自信過剰ながらも、「自分の作品は、少なくともこれだけ長く読んで貰えるだけの価値があるんだ」なんて思ってしまいます。


 最後にもう1度お尋ねしますが、皆様には特別な読者はいらっしゃるでしょうか?

 私には彼(彼女?)がいます。
 彼(彼女?)に読んで貰えると思うだけで、どんなにPVが少なくても頑張れます。

12件のコメント

  • 特別な読者……野々宮さんにとっては全員が特別な読者様のつもりなのですが、特殊な読者の方はいらっしゃいますね……。
    野々宮さんを師や先生と仰ぐ物好きな方々がいらっしゃいます。すごく嬉しい反面何をしてあげたらいいのかよくわかってないんですけどね(*´▽`*)
    素敵な読者は我々の命です(´-ω-)ウムこれからも大切にしていきたいものです
  • 野々宮 可憐さま、コメントありがとうございます。

    仰る通り、本来なら読者さまに優劣をつけるような事を言うべきではなかったのかも知れませんね。
    ですが俗人の私は、特に嬉しくなってしまう方がいてしまうのです。

    野々宮 可憐さまには特別はいらっしゃらないかも知れませんが、その物好きな方たちからすれば野々宮 可憐さまこそが「特別」なのかも知れませんね。
    そのように思われるのも野々宮 可憐さまの仁徳でしょうか。
  • 私もカクヨムに作品を発表する前から作品を読んでいただいた方が数名おり、カクヨムも見にいらっしゃる方もいます。私にとってはまず楽しんでいただきたいと思う方ですね。
    もちろん、カクヨムで出逢い、応援してくださる方も同じように大切な方です。
  • よく分かります。
    pixivで2年かけて完結させた小説があるのですが、途中最終話まで1年くらい放置してたんですね。
    しかし誰も読んでないだろうと思ってたのに最終話を上げたらいいねがつきました。
    1年も更新を待ち続けてくれたのかと思うととても……その。言葉にならなかったですね。
  • 大田康湖さま、コメントありがとうございます。

    最初の出会い、長い付き合いの方はやっぱり特別に感じてしまいますよね。
    もちろん、仰るように新しい出会いも大切ですよね。
    それがいつか、長い付き合いになるかも知れませんから。
  • うさオーナー様、コメントありがとうございます。

    1年も待ってたなんて、よほどうさオーナー様の作品が好きだったのでしょうね。
    私にもそのような読者さまがいらっしゃれば感激してしまいますね。(待たせないようには頑張りますが)
  • ボルコム様の愛のある批評、読者の生の意見を聞けているようで、毎回毎回興味深く拝読させていただいております!
    次々と寄せられるコメントに対しても真摯に対応されていて、マジで頭が下がります。

    ただ、激辛批評が人気になり過ぎて、ボルコム様が過労死してしまわないか心配です(´•ω•`; )

    無理をなさっているようなら、ルールの厳格化も必要なのではないかなーと勝手に思ったりもしています。
    1作品5話までを徹底して長くても10話までにするとか、1人1作品までにするとか…

    私としては、1人の作品に時間を掛けるよりも、より多くの作者様に批評を受ける機会があった方が絶対に有意義だと思います。
    出過ぎた意見を言って申し訳ありませんが、最近のコメント欄を見ていて居ても立っても居られず(>_<)
  • 兎のしっぽ🐇様、ご配慮に痛み入ります。
    出過ぎた真似などと、とんでもありません。
    私の身を心配してくださっている事はよく分かります。

    ルールの厳格化も考えはしたんですけど、「批評して貰おう」と作品を持ってきてくださった方に「批評できません」とはしたくないんですよね。
    私が相手の立場だったら、ガッカリしてしまいますから。
    それに私自身、楽しんで批評を書かせて頂いてますので。

    ただ、体力の限界は感じ始めていました。もう歳ですしね。
    次の『130作品を読んだ感想』あたりで、更新を3日に1回のペースに落とさせて貰おうかな、と考えていた所です。
    私も過労死はしたくありませんのでw。

    お気遣い、ありがとうございましたっ。
  • 初めまして、綴谷景色です。私は現在新人賞受賞を目指しており、執筆を続けています。書いていく最中、第三者の感想が欲しいと感じ批評してもらいに来ました。
    拝読されるのは五話までとのことですが、今回批評していただく『チート・ロワイヤル』ですと、六話まで読んでいただければキリがいいと思われます。また初めは行間詰めて書いていたのですが、見返したときに見辛いと感じて適度に行間を開けるように編集しました。見やすさも批評していただければと思います。
    返信お待ちしています。
    https://kakuyomu.jp/works/16818093084673983988
  • 綴谷景色さま、本批評へのご参加ありがとうございます。
    御作を目次に追加いたしましたのでご確認ください。

    「六話まで」に関しましてはルールに従って、まずは五話までを批評させて頂き、後日に【追記】として六話を批評させて頂く形となります。

    それでは批評待ちの作品がございますのでお待たせする事にはなってしまいますが、どうか気長にお待ちください。
  • やはり自分にとっては、おすすめレビューや応援コメントをよく返して下さる読者様は特別な存在ですね。

    中でも特にありがたいのは、よく物語を読み込んで感想を下さる方なんです。

    私の作品の「熱」に共感して頂ける方。
    私が小説を通して何を表現したいのかを読み取って下さる方
    連載中の作品の疑問点や矛盾点を的確に指摘してくださる方
    エッセイで取り上げる物語の趣味がガッツリと合う方
    連載中の作品の次話を期待して待っていて下さる方
    才能乏しい私の中にあるちょっとした光る点を褒めて下さる方

    みんな私にとっての特別な読者です。

    近いうちに私の作品を辛口評価して頂く予定の三鞘ボルコム様も、きっと私にとって特別な読者様となられるでしょう。

    ……例え☆0でも(;^_^A
  • 素通り寺(ストーリーテラー)旧三流F職人さま、コメントありがとうございます。

    そうですね。コメントを下さる読者さまもありがたい存在ですね。
    それが、ただ「面白かったです」で終わらず、作品内容に踏み込んだ内容であれば特に嬉しくなりますよね。

    いずれ行う御作の批評に関しては忖度はしませんが、良い評価となる事を1人の読者として期待します。
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