皆さま、暑い日が続きますが執筆活動は順調でしょうか?
私は暑さのあまりにバテてしまい、なかなか進んでおりません。夏風邪やコロナなどもちょくちょく耳にしますので、お身体には気を付けて下さい。
さて、本題なのですが……。実は先日、盗作の被害に遭いました。
被害に遭った作品は『素人の書く、超☆激辛批評』です。こちらのタイトル・コピー、書体やテンプレなどが盗用されました。
現在では「盗作作品」は消されていまして、恐らく一段落着いた……というか、終わってしまったと思いますので、こちらに私目線での経緯と心境をご報告させて頂きたいと思います。
なおタイトルにある通り、あまり気分の良い話題ではなく、私自身の不手際などもありまして胸糞となる可能性があります。
嫌な方はブラウザバックを推奨します。
ではこれより、事の経緯と私の心境を時系列順に書いてまいります。
なるべく正確に書いてまいりますが、若干の記憶違いなどはお許しください。
また、かなり長くなってしまう事もご了承ください。
また盗作者のお名前は「〇〇様」とさせて頂きます。
7月の30日か31日ごろ(正確には覚えておりません)、私は『素人の書く、超☆激辛批評』を自主企画に参加させました。目的は宣伝と、新たな参加者の募集です。
目に留まったのは『創作に困ったらここを読め!創作術の本棚』という名前の企画でした。企画者は〇〇様です。
8月1日、〇〇様から『素人の書く、超☆激辛批評』に応援コメントを頂きました。(ちなみにこのコメントは特定防止の為、削除済みです)そして、そのコメントの最後にはこう書かれていました。
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追記:自主企画「創作術の本棚」はもうそろそろ消します。いいほかの自主企画のアイデアが思いついたので
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これを見て私は単純に興味が湧いたので、〇〇様の「新しい自主企画」を探しました。そして見つけた文字を見て「んん?」と思いました。
企画タイトルにはこう書かれていたのです。
《さあ、恐れ知らずの作家たちよ、ここに集え!この素人作家が、激辛批評するからな!》
私はこのタイトルを見ただけで既視感を覚えましたが、その中身もどこか見た事があるような文言が並んでいました。
しかし、この時点では何とも言えません。批評企画なんてそれほどパターンがある訳でも無いし、「私の『素人の書く、超☆激辛批評』を良いと思って真似てくれたのだろう」と、この時までは思っておりました。
ですが、リンクから〇〇様の批評作へと飛んで目にしたものは、明らかな「盗作」でした。少しうろ覚えなのですが、タイトルは『素人作者が書く、超★激辛批評ルーム』でしたかね?
中身も、私の『素人の書く、超☆激辛批評』からコピペして、多少弄っただけにしか見えないものでした。
正直、どうしたものか悩みました。
私は「批評の中身が大事」なのであって「タイトルやテンプレには、さして価値は無い」と思っています。最初に「使わせてください」と言って頂いていれば、喜んで提供したと思います。
そして〇〇様はどうやら中学生。(別作品の応援コメントに、そのような事が書かれていました)
「できれば、あまり厳しい措置は取りたくない」などと考えてしまいました。これが良くありませんでしたね。
私のフォロワー様からも心配の声を頂きながら、私は〇〇様から頂いた応援コメントに返信をしました。その一部を載せます。
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それと……、新しく作られた自主企画なんですが、ほとんど私のコピーですよね?
タイトルやフレーズにも見覚えがありますし、批評のテンプレなどはほとんどそのままですよね?
勘違いなさらないで下さい。私は怒ったり、不快に思っている訳ではありません。
むしろ「マネされるくらい良いと思われている」のだと、少し嬉しいくらいです。
ただやはり、こういった事を無断でするのは良くないと思います。
私は構いませんが、不快に思われる方もいるかも知れませんし、そういった方とトラブルになる可能性もあります。
今後は、「相手方に一報を入れ、許可を取る」事をお勧めします。
あ、今回の件は全然オッケーですよ。
タイトルやテンプレなどを変更する必要はありませんし、何なら「三鞘ボルコムから許可を貰っている」と書いて頂いても構いません。
ただ、この企画はホンット~っ、に大変なので頑張ってくださいねっ。
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私はキツイ物言いをしてしまうので「なるべく優しく」と思い、このような事を書いたのです。今思えば甘すぎる対処だと思いますが、これで「謝罪やお詫びの言葉を貰って、解決としよう」と思っていました。
その後、私のフォロワー様から「運営に通報をしました」などのご連絡もあり、「どうしたものかなぁ」と、また迷ってしまいました。
断っておきますが、「運営に通報する」というのは正しい対処だと思いますし、私がまごついている間に行動をして下さった事には本当に感謝をしております。
むしろ、話をややこしくしたのは私のせいですね。反省しております。
そうやって、私が右往左往しながら「結局は〇〇様の反応待ちと、運営の出方次第」だと結論付け、例の盗作を覗いてみれば概要欄に文言が付け足されていました。
若干うろ覚えではありますが、その内容を記述します。
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※三鞘ボルコムさまの批評に似ていますが、盗作ではありません。マネをしようと思っただけです。ちゃんと許可もとってます。
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確かに私は「許可」をしましたが、その後その事についてのご連絡は頂いておりません。どこが「ちゃんと」しているのでしょうか?
何より、この文言では「私が最初から許可を出していた」かのように見えてしまいます。
ここに来て、ようやく私にも腹立たしさが生まれました。あまりにも身勝手で、相手の気持ちを考えない〇〇様を「このまま放ってはおけない」と考えました。
〇〇様に連絡を取る決意をしましたが、〇〇様は近況ノートを作られておりません。批評企画の参加者や読者の迷惑になる事を自覚しながらも、批評作の応援コメントに書くしかありませんでした。
以下に私の書いたコメントの全文を載せます。
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こちらに書くのは他の人の目もあり、どうかとは思いましたが〇〇様は近況ノートを作られていないので、失礼かとは思いながらもこちらに書かせて頂きます。
概要欄に書かれてある「私が許可をした」という文言ですが、確かに私は許可をしました。
ですが、〇〇様は「ちゃんと」はしておりません。
最初、何の断りも無く本批評企画を開始されましたよね?
私は「盗用だ」と思いながらも、批評のタイトル・コピー・テンプレ等自体には価値は薄いと思いましたので「許可」をしました。
ですが、その後に何の連絡もなく概要欄に「ちゃんと許可も取れています」と書かれました。
お礼の言葉も、謝罪の言葉も、私は頂いておりません。
私は「最初にお願いの挨拶をして」「最後にお礼の挨拶をする」事で、ようやく「ちゃんと出来た」と考えています。
きっと、私と同じように考える方は少なくは無いと思います。日本人は礼節を重んじる、と言われていますから。
あえて個人的な「好き嫌い」で言わせて頂きますが、私は礼儀や、作品・作者へのリスペクトが無い方は「嫌い」です。
いまさら前言を撤回して「許可を取り消そう」とは思ってはおりませんが、〇〇様が今度こそ「ちゃんと」して頂ける事を望みます。
最後にですが、「盗作」と「マネ」は同じ事です。
そして私が許可を出すまでは、〇〇様は間違いなく「盗作」をされていました。
こちらの自覚を持たれる事も希望します。
本企画の参加者や、読者の皆様方には大変お目汚しをしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
心よりお詫び申し上げます。
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きっと〇〇様は、いきなり怒りを顕わにした私に困惑なされたと思います。しかし私は「優しく言っていては伝わらない」と考え、今度は厳しめに書きました。
そして私は待ちました。〇〇様が、今度こそ「ちゃんと挨拶をして下さる」事を信じて。
もし「返事が無かったり、悪びれる様子が無い」場合は、これ以上の関与は止めようと心に決めておりました。
ですが本日、8月3日。〇〇様の批評作が消えておりました。
運営が消した訳では無いと思います。伝聞ですが最初は警告から入り、数日の猶予は与えられると聞いた事がありますから。
恐らく、〇〇様が消した(非公開にした)のだと思われます。
私としては、最悪の選択をされてしまいました。
私への返事は良いんです。ですが〇〇様の企画に集まった参加者の方々は戸惑い、残念な気持ちになっていると思います。
結局〇〇様は「相手への礼儀」も「作品・作者へのリスペクト」も無かったという事なのでしょう。
私のフォロワー様も何名か〇〇様の企画に参加しておられたのを確認しておりましたので、ここで謝罪をさせて頂きます。
今回はこの様な事に巻き込んでしまい、誠に申し訳ありませんでした。
以上が、ここ数日に起きた事件です。
私は「盗作」とは、「相手への礼儀」「作品・作者へのリスペクト」が無いから起こるものだと考えております。
「礼儀」があり、事前に許可を得ていれば、それは「コラボ企画」や「原作者監修作」などと呼ばれると思います。
数十年前から「同人誌」が原作者たちから容認されてきたのは「作品・作者へのリスペクト」があるからだと思います。
私自身も、この2つを疎かにしないようにしようと改めて胸に刻みつけた一件でした。