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醤油

 ふと醤油がテーマの異世界小説を書こうと思いつきました。
 異世界に転生した主人公がそこに醤油がないことを嘆き、醤油をつくるために奮闘する物語です。
 大豆と小麦が原料であることはなんとなく知っていますが、製法がまったくわかりません。

 参考資料として、図書館から醤油の本を借りました。
 吉田元様著『ものと人間の文化史 醤油』。著者略歴に、吉田様は発酵醸造学が専門の大学教授である旨が書かれていました。

 醤油の歴史と製法などが書いてあるなかなか興味深い本でした。
 学術書なのに読みやすい。素晴らしい本のようです。
 しかし、醤油は「大豆、小麦、食塩を主な原材料とし、こうじ菌を培養したものに食塩水を加えたものを発酵させ、熟成させて得られた清澄な調味料」とのことで、エンタメ小説として書くにはかなり難物のように感じました。

 私は醤油小説を書くのをあきらめました。
 書けそうなテーマを選ばないと、長編は大変なことになります。苦労したあげく、エタるのがオチです(いつか書いてみたいような気もします。しばらくあたためておきましょう)。

 次の作品なんて考えず、いま書いている長編に専念することにします。 

2件のコメント

  • 醤油‥その手があった。
    たしかに、誰も?いないような気もしますが難しいですね。
  • 実は醤油プラスアルファの小説を構想したのです。
    真面目に醤油について書くとかなり理屈っぽくなりそうで、そこが難点だと思いました。
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