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『教室が、ひとりになるまで』

 浅倉秋成先生の推理小説を読みました。たいへん面白かったです。
「特殊能力」を持つ四人の「異能バトル」であり、「スクールカースト」の問題提起を含み、「キャラクターも立って」いました。「緻密な計算」に基づく「謎解き」も完璧で、ものすごい「エンタメ小説」だ、と読み終わって感心しました。
 まさに「プロの小説」という感じがしました。

 私は長編小説を「思いつき」と「感覚」と「経験」を使って書いています。浅倉秋成先生の小説を読んだ後で自分の小説のことを考えると、いかにも「アマチュアの小説」だなあと思いました。

 趣味で書いているので、「プロの小説」と比べなくてもいいのですが、できれば面白い「エンタメ」を書きたいという気持ちもあるので、「すごい小説」を読むと、こういうのが書きたいなあ、とも思ってしまいます。

「推理小説」は私がもっとも書けそうにない分野です。私は「緻密なプロット」をつくるのが苦手で、「計算」して小説を書くのが嫌いなのです。

 私は「私のやり方」でしか小説を書けないと思う反面、「殻を破る」のも必要かなあなんて、『教室が、ひとりになるまで』を読み終えて思いました。

2件のコメント

  • 推理小説‥
    考えたこともなかったなー。コナ○みたいな物語ですよね。
    考えてみようかな(笑)
  • コナ〇は読んでいないのですが、たぶんそうです。
    推理小説を書くのは、ものすごい訓練になると思います。
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