こんばんは。
今日は夫の帰りが遅い日。 勉強会か何やらで。
勤め先で食事が出るので、晩御飯はいらないよ、と昨晩言われました。
「そうなんや。りょーかーいご苦労様」
と返事をして、心の中ではガッツポーズ。
晩御飯の用意、せんでええやーん!と。
今夜のご飯は全部昨日の残り物です。ひゃっはー。
私は一度に大量に作るのが好きなので、おかずは二・三日かけて食べる事もよくあります。
古代エジプトじゃ絶対できなかった贅沢(?)!
ビバ冷蔵庫!
さて。
古代エジプトの料理レシピが書かれた本が、本日届きました!
日本語で書かれた古代エジプト料理レシピ本は、殆どありません。英語なら他にも数冊あるらしいのですが。
本書も著者はミシェル・ベリデイル――ジョンソン さん.
ニッポンジンじゃありませんね。
日本語版の監修は、エジプト考古学者の吉村作治先生ですが。
で、中を見てみると――、なんとサラダの存在がありました。
しかも、生野菜を食していたという記述まで(笑)!
何時代かは明記して無かったので、古代エジプト文明の中でも末期の方かもしれませんが、『殆ど火を通さず食べられていた』という文面がちゃんとありました。
じゃあまあいいか、『新・砂漠の賢者』のサラダがメニューにあった食事シーンは、アリ、ということで(笑)
作爺ぃ(さくじい=吉村作治)様がイイって言ってんだから、いいよね!
中をパラパラっと見ましたが、興味深いのは豆を使った料理と、それから、ゆで卵です。
エジプト風ゆで卵。
材料は、卵と玉葱の皮もしくはひいたコーヒーの粉とシンプルなのですが。調理法がなんと、卵を6時間も茹でるとかで。
6分ちゃいますよ。6時間ですよ。
カチカチにならん!? ちょっと大丈夫なん、それ!?
古代エジプト人、なにしてんねん!!
と思わずツッコミました。
多分、これを作る事は無いでしょう……
古代エジプトでは豆類を沢山食べていたらしいので、作るならそのあたりのレシピから挑戦してみようと思います。
あと、新王国時代にはまだ鶏は馴染みが無かったはずなのですが、本書には鶏の肉を使った料理もばっちり載っておりまして。
この情報を丸のみして『カエムワセト』の物語にそのまま使うのはムリそうだなと感じています。
一回、調べ直してからでないと。
それから、『砂漠の賢者外伝2 草色神官の秘話』でも出てくるのですが、神官は食べてはいけないものがいくつかあるんです。
仕える神様によってタブーになる食物も変わるそうなので、それも注意して調べなければなりません。面倒くさい!でも楽しい!
最後に。このレシピ本、嬉しい事にデザートの章があって、そこになんと、アイスクリームのレシピがあるんですよ。
古代エジプトにアイスクリームやと!?
んなアホな!!
とちょっと笑いました。
でもまあ、あくまで本書は『ファラオのレシピ』なんで、もしかしたら超ご馳走として、たまに食べられたかもしれません。速攻溶けたでしょうけれど。
ハチミツとカルダモンのアイスクリームが美味しそうでした。
しっかり読みこんで、古代エジプトを舞台にした小説の食事シーンを豊かにしていこうとおもいます!