200x年、京都駅、0番ホーム。「僕」は偶然、同僚の泉水（いずみ）さんに会う。少しずつ距離が縮まっていったが、小さな行き違いで……。 ネットに公開したことでたくさんの人にご支持…

小学生の「みどり」は、クイズが好き。なんとITパスポート試験にも合格した。その知識を生かして、大学生の姉の「旭（あきら）」と、夏休みにとある大学研究室の短期アルバイトに挑戦する。…

(のんびり不定期更新) 秋沢 竜は、自分ではモテるとも思っていない平凡な男子だと思っていた。しかし、中学時代に、なぜか女子から人気者にされる。勝手に『ファンクラブ』が結成された…

天王寺で平凡な日々を過ごす事務職サラリーマンの俺(柏原(かしわら))。営業の橿原(かしはら)は、大回り乗車が趣味だという。何だか楽しそうだな…… 大回り乗車は、特定の条件を満…

エンタテイメントのひとつである漫画。僕は漫画家になりたかったのだが、親は反対する。 かつて両親も漫画家をめざしていたというのに……。僕は出版社に勤める伯母(母親の姉)に自分の思い…

この春、新しい世界へ旅立つ人へ。 中学三年生の少女が書き重ねた、卒業の詩集。 夢が広がる未来へ、詩を。

平成8年から平成12年のわずか4年ほどで、お酒を売る自販機は4割なくなったそうです。(*1) 令和3年にはもう全国で2000台ないらしいです。 主人公は学生時代によく使った（コ…

2021年3月に卒業する、ある大学生のエピソード。 借りっぱなしの本を大学図書館に返しに、数ヶ月ぶりにキャンパスへ来たかれが体験したこととは。

最後の夏、ひまわりは再び咲くのだろうか。 この夏、小さな駅が時代の波に押されて消えようとしていた。ずっと勤め続けた駅長、子どもの頃のいたずらを思い出す人、この駅のそばで語った…

かつてあらゆるエンタテインメントの発信地だった公民ホール、『ひまわり台演劇場』。やがて隣地の都市に人口が流れ、とどめに感染症のまん延で、かろうじて災害指定避難所としてひっそりと残…

200X年頃の三月のある日、卒業(修了)する情報工学系の大学のラボを片付けて、学友としゃべったりする「僕」の話。 拡散する種、めっちゃ難しいお題だったので、ありがちとは思いつつラ…

関西某所で働くおっさん目線の、少女とのささやかなやりとりの記録。 以前ゴザンスという投稿サイトで、三題噺800字で書いたものを書き直しました。そのときのお題は、『郵便局で』『締…

2020年の関西、家族はそれぞれのタスクをこなしていたが、大学に通えない『私』は、いちばん長く家にいた。ふと10年前に遊んだ将棋盤はどこに仕舞ったのかと、探し始める。

兄、英介（えいすけ）35才。妹、美英（みよし）24才。 ここ5年在宅勤務の兄を、所謂OL2年目の妹は勝手に底辺ニート認定している。 しかしながら兄の本当の(ネット上の)姿は…… …

近所の幼なじみだったおっさん二人が電車の待ち時間にただ時間つぶしに遊んでるだけの話です。

俺は小説家を目指すフリーター。仲良しだった隣の老夫婦が、ついに子供の家に引っ越すことになった。荷物整理にもらった映画DVDをきっかけに、気持ちを新たにする。