ライトノベルと一般文芸について①

 はじめに。ライトノベルをラノベと略します。他意はありません。

 私自身が、どういう小説が好きなのか整理してみよう、というところから出発しています。その過程で気になったのが「ラノベと一般文芸について」。
 あくまでも、私の役に立つ程度に、というまとめで、一時的なものです。いつでも手のひらは返しますし、オリジナルな意見でもありません。

 ですのでぼんやりと、ラノベと一般文芸とには違いがある、という前提で書いて行きます。両者の違いなどについては、書けること(分かること)は書くという程度です。

(メモ : 両者は対極にあるものではない。きのことたけのこ、どちらの肩を持つかという遊び)


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 カクヨム運営様からのメッセージとカクヨムでの “強さ”

 最初の話題としてはおかしいですが……
 カクヨムでは特定の作品が “強い”、ランキングを席巻しているという現状がありますよね(後述)。

 しかし(私が勝手に受信している)カクヨム運営様からのメッセージは「それだけじゃないよ!」と訴えています。
 カクヨム内の多様性を保持したい。一般文芸、ライト文芸、非テンプレ小説もピックアップしたい、のだと。

 各種コンテストの傾向、公式のインタビュー記事、公式の特集(毎週金曜日の夕方にあがる4つのレビュー)などから、それは明らかなように思います。
「溢れる野生! ゴリラ小説特集!!」とかどうかしてるぜ!
(この公式の特集を私は非常に信頼しています。ただし膨大な「積ん読」になっていますが(^ ^)

 この点を私は支持するし、皆様にも確認して頂きたいので、この話題なのです。ランキングで勝負すべき人と、ランキングを気にしてはいけない人がいるという話です。

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 そして、カクヨムで “強い” 作品をおさらいしてみます。ここで言う “強い” とは、カクヨムでのランキングで上位に挙がること ≒ ★が集まりやすいことです。
 先に留意しましょう。カクヨムを運営しているのはどこなのか。

 箇条書きで。

⚫︎カクヨムでのジャンルが上のものほど強い。
正しくは、異世界ファンタジー、現代ファンタジー、ラブコメの三強。

⚫︎連載中* が強い。
*「執筆状況」としてだけではなく、実質的にある程度更新されている作品が強い。
(導線に関わるところ)

⚫︎長編が強い。

⚫︎ラノベが強い。

⚫︎強い作品が強い。(身も蓋も無い)
(導線に関わるところ)

⚪︎ランキングの中では週間が強い?
(導線に関わるところで、ランキングからの検索上有利)
 観察したところ、“最近の” 作品が強い。
 累計での上位作品が週間にもっとランクインしても良いと思うので。

⚪︎テンプレ小説が強い?

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「うん、知ってた」というところですね(^ ^)

 さて、ラノベといえばKADOKAWA様で、ラノベの総本山。そのKADOKAWA様が運営するカクヨムの一面(ランキング)としてこうなるのは会社として当然だと思います。システム・ロジックで “ぱわー” が働いている。
 そしてその当然を、当然と受け入れた方が気持ちが楽になるかもです。これはかつての私への言葉。「うおー! 私の好きな作品がどうしてランキング上位にこないんだー!」と吠えずに済みます。

 そして繰り返しになりますが、カクヨム運営様が、多様性・健全性の保持に腐心していることを忘れないようにしたい。

 おまけに続く。

1件のコメント

  • 水松さん、面白いよ。続きはまだ? ここで、待ってても来ないの?
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