こんばんは。万怒羅豪羅です。
いつも作品を読んでいただき、ありがとうございます。
「ネクロマンス」の小説ですが、10章が完結しました。
ついに二ケタに入りましたか……思えば遠くへ来たものです。
さて、毎度恒例の10章の振り返りをしたいと思います。
(ネタバレ注意!!!)
10章は、桜下たちの関係の、大きな転換点となる章でした。
まず、フランの告白があります。フランははじめ、思いを伝えるつもりではありませんでしたが、ウィルと桜下の微妙な関係の変化に気付き、行動を起こす事を決意します。彼女自身、それは抜け駆けに当たる行為だと思っているようです。
一方で、実はウィルも、フランが告白したことを知っています。桜下は気付いていませんでしたが、実は桜下とエラゼムが夜の墓場で語り合っている時、こっそり覗き見していたのです。三人の関係は、これからどうなっていくのでしょうか。
そしてもう一つ、エラゼムとの一件もありました。桜下は初めて、はっきりと自分が主であることを認識します。自らの立場を認識したことで、桜下の中の漠然としていた「強くなる」という思いは、少しずつ形を成してくことになるでしょう。彼の中の”新しい力”が目覚めるのも、そう遠くないことなのかもしれません。
さて、振り返りはこのくらいにして、続く11章についても、少しお話しできればと思います。
11章では、桜下たちの下に、とある人物からの手紙が届きます。彼らは手紙の主の要請に応じる形で、一の国ライカニールを目指すことに。
しかしその道中には、古代の姫君が眠る、恐ろしい古代遺跡がそびえ立っていて……
八月に入り、暑い日が続いていますね。そろそろお盆の時期です。お休みの間、少しでも読者の皆様に楽しんでいただけるよう、恒例の投稿頻度増量キャンペーンも実施したいと思っています。そちらともども、物語の続きを楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた。今度は11章が終わるころにお会いしましょう。