ミステリー小説によくある手法で「最後のどんでん返しで色々な不具合を吹き飛ばす」という荒技に、長年疑問を禁じえません。もちろん理屈の話ではなく、印象の話です。さらに読んでいるぼく自身、ちょっと気持ち良くなってしまうのだから手に負えません。
しかし実際『不具合』があるからこそ、物語を楽しめている側面も否めません。「なんでやねん」的な。マスターヨーダに「フォースを戦いに使うなってお前が言ったんだぞ!」的な。
かと言って狙って『不具合』を発生させるのは、玄人でも中々出来るものではありません。下手な隙は、このご時世ただの落ち度であり、下手をすれば作品の価値そのものを下げかねません。
今のところの結論は、出来る限り丁寧に作るしかないですね。