• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

るねさん's ノォト(28) 古楽器を眺めながら

 こんにちは。
 いつの間にか年があけていました。結局、前回の投稿から三ヶ月が開くこととなってしまいました。実際は二ヶ月前には投稿できる状態にはなっていたのですが、できませんでした。


 中近世のヨーロッパで使われていた所謂「古楽器」を持っています(無論、現代の楽器職人が作ったものですが)。
 楽器としての進化の終着点に達し、数百年間、変わることのなかったその形態。もしかしたら、演奏用としてはあまり洗練されていないからこそ廃れ、進化を止めてしまったのかもしれません。でも、これ以上は何かを加えることの出来ない完成性をそこに感じます。
 この認識の是非はともかく、わたしはそんな風に感じています。

 アップデートや修正データ当たり前のOSやアプリ。わたしの日常には、未完の状態で提供されたものが溢れています。それは、常に最新の状態を保ってくれるという安心感を与えてくれますが、同時に、常に未完という漠然とした不安も感じています。
 
 このカクヨムさんを利用してみて、わたしは投稿という行為に慎重なのだろうなと感じています。
 こうしたサイトの強みや現代的な執筆のあり方として、多少不完全なものを投稿しても適宜修正や補筆できることが挙げられると思います。
 当初、わたしもそのような使い方を想定していました。
 でも、修正ありきの投稿は自分の性格に合わないなと痛感していたりします。
 わたしごときが書くものに、修正は当然必要だし、実際に幾度か行っています。でも、極力それは避けたい。投稿して常にアップデートしていくよりも、「加えるものは何もない」完成品として投稿したいと思ってしまいます。
 以上、投稿間隔が長すぎることへの言い訳。
 慎重や完璧主義は、欠点でもあるとはよく言われます。
 
 さて、長々と続けたこのお話も、次で終われます。一ヶ月後には終わらせたいですね。 
 書きながら聴き、奏でた今章ノオトはチャイコフスキーの“Старинная французская песенка(古いフランスの歌)”。本章のイメージは、なぜかこの曲だったんですよね。

 ログインしていない間に、カクヨムコンも始まっていて、もうすぐ終わるんですね。
 過去二年、賞には興味ないけれどせっかくのお祭りだからと、その年に新しく書いたものを使って、こそっと最終日くらいに参加してきました。
 今年は新しく書いたものが無いのでスルー予定です。でも、せっかくのお祭りですから、「投稿後の修正ありきでまずは投稿!」と勢いで挑戦してみるのも面白いかもしれません。
 残り十日で、短編二作品くらい投稿できたら、出来はともかく、わたし的には殻を破ることにもなるのかな? なんて考えたりしています。 19/01/2025


https://kakuyomu.jp/works/16817330648700768283/episodes/16818093090563878172

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する