一応、今のうちにここで一つだけ言っとかなきゃならないなぁ…ということもあります。
それは「日本は絶対に破滅しない」と断言している「内容」についてです。このコラムの真意は「日本はこれから経済破綻を起こすことはありえない」と言ってるわけではなく、「負ける」ことも十分ありえます。そうではなく…
アルゼンチンやベネズエラのように100年前は偉大な先進国だったが、いまでは残念ながら国力復活の見込がない国家のようにはならない
…という意味です。
要するに「国家破綻」とは言わないまでも準デフォルトの可能性は「十分にあります」。多分、一度はそうなります。しかし「復活できる」強靭な国ということです。たとえ東海〜東南海巨大地震のような人類史上に残るような破滅的な激甚災害などが発生しても「復活は十分に可能」ということであって、「負けない」とは言っていません。
死んでも生き返る国
…そういうことです。
新自由主義者の我らは「金利(≒インフレ)」が国家隆盛と衰退のすべてということを知っています。よって現在のような高インフレが長く続くような場合とか、「明らかに過去の事例にはないことばかり」の状況になったような時、世界が金利や債務のコントロールを失えば失速して世界は破滅し、日本も破滅する可能性はあります。しかし「そのまま死んでTheEnd」ということはない…ということだけです。
何があっても十分に復活可能
日本はそういう強靱な国…ということです
1945年から数年間の戦時債務との戦い(←これが本当の日本の戦争)は人類史上最大規模の破綻であり、WW1の時のドイツの「なんでか知らんけどマルク大量に刷ったった(^^)v」みたいなワケワカランことしたからワイマール共和国死亡…とは全く意味が違い、「死ぬしか無い」というプロセスをそのままやってしまい、死んで生き返ったという歴史です。GDPの8倍とも政府歳入の300倍とも言われる過去の人類史に前例のない規模の債務整理をやっつけたという意味で金字塔だったわけで、逆に言えば「これよりラクだったら我慢するしかないんじゃね?」…ということでもあります。ただし本編で繰り返したように、
日本はいずれ一度は準デフォルトする
1992年の英国ポンド危機のような金融攻撃による破滅
…という結果だろうということです。「永久に一度も負けない」というわけではない、ということです。
ただし「どのような攻撃」かは正直分かりません。分かっていれば、日本の国力と運営能力の高さから言っても十分に阻止できるからです。できないような酷い状況になった揚句、新しい「なにか」の要因で殺られるのではないかということです。大抵の経済恐慌(ショック)は、なにか未知の要因で引き起こされていて、それが「なんだかよくわからなかった」ので、結局、殺られているのと同じです。多分そうなるでしょう
そんなわけで、2023年のような、突然の高インフレが延々と終わりなく続き、その結果債権の価値が崩れていくという状況でなぜか株価は持ちこたえ、投資も回っているような状況で失業率や個人消費も旺盛であるにもかかわらず、個人の債務割合は少ないまま…みたいな状況って「おかしい」と皆さんも思っていることです。
世界的に金利環境が狂っているのではないか…ಠ_ಠ;?
ということです。この環境下では「日本も殺られる」可能性も考慮しないと駄目だという非常に強い危機感を持ってもいます。仮にこのワイのサイトが消えてなくなった時、「2023年の時、日本(一旦)死亡・世界破滅」みたいな事を言ってやつがいたなぁ…という感じの事を思い出してくれたら幸いです。
当然、復活できると思うので(世界は知らん)…(^^)/