中国、今回は本当にデフレ化かもしれませんね…(๑¯ω¯๑)

清零政策が突然終了してから既に半年以上。中国は「これですぐに景気が持ち直す」と言われたのですが、この七月のCPIを見ると、どうやら本格的にデフレ化している可能性が出てきました。つまり「日本化」です。これまでの多額の累積債務により投資も消費も動かなくなっていくということです。

そんな事もあってか、90年代に日本で有名になったリチャード・クーのバランスシート不況論なんかが盛んに読まれているようですが、「もはや無駄」だと思うんですよね。極めて大規模な債務破綻が生じたときには、もはや債務整理のための増税とデフレを覚悟しないとアカンになるのは、財政拡張論者のワイでも認めるしかないなぁ…と思うんですよ。

今後の中国金融政策でゼロ金利orマイナス金利などの金利抑圧策を本格的に採用し始めるかは一つの焦点かも知れませんね。資金の流れが90年代以後の日本と同じような動きを見せ始めたら、多分、本物…(๑¯ω¯๑)

4件のコメント

  • 意外かもしれませんが、中国は5-6年に一度という結構早いペースで景気後退を繰り返していたんですよ。その都度、金融緩和で逃げ切ってきたのですが、新コロと清零政策で消費マインドが完全に死んでしまったとしたら、もうバブルは終わりだと思うんですよ。バブルなんてのは「根拠なき消費熱狂」に過ぎないのですから…(๑¯ω¯๑)
  • 「なぜ〜ヤマト」の中で実名上げた不動産業者が次々とデフォルトするのを見て、「やっぱこうなるよね…」と思う次第でして
  • コメントでは初めまして
    ヤマトを使った経済の話分かりやすくて楽しんでます
    ついにというかやっとというか普通の新聞や雑誌が中国経済の不調を騒ぎ出したんですが、本体に遅いですね
    ホントの数字が分からないのに嘘の数字に乗っかってめちゃくちゃな経済運営やってきたツケが隠せなくなった感じですね
    そして今さら取り上げても遅すぎる印象ですが、これってさっさと逃げろの最終のサインなのか戦争を暴発させる前に潰すというサインなのか色々考えますね
    怪しい経済成長で粉飾してきた経済の実態が知れる日は来るのでしょうか?
    戦争はとばっちり食いそうで嫌ですし、上手く沈んでいって欲しいところ
  • 黒井様、はじめまして(^^)/
    これからもよろしくお願いいたします。

    >ホントの数字が分からないのに嘘の数字に乗っかって
    …これむしろ、日本のマスコミや産業界が「自分のこととして猛省すべき」だと思うんですよ。中国人のカネにたかりたいがために、都合の悪いことに全部目をつぶり、挙句、自分たちは世界平和だ・グローバル経済萬歳だのとほざいた挙句の世界経済危機の可能性ですからね。これで「日本も増税しろ」なんて言われたら、正直、発狂しそうですよ(怒

    「中国はおかしい?」と感じた人たちは早くからワイのコラムを読み、「思った通り」と得心していたと思うのです。よって今回のこの中国の顛末は「想定通り」でした。むしろ中国はいままでよく持ちこたえてきたなぁ…と感心するばかりです。

    いまのままだと、このまま長期デフレの可能性です。何か奇抜な手段を用いて経済復活を試み、その結果、経済が復調したとしても多分、多額の債務負担は残ります。よって此処まで来たら債務整理しかないと思われます。

    問題なのは日本人のように忍耐力が中国人にあるのか?…ということです。増税とデフレと失業とを国民に強要できる強い政府なのか?…ということですね。

    それが出来ないのならば、彼らは一人負けではなく対外戦争などの極端な手段に打って出るかも知れません。なにしろ借金と通常兵器だけは腐るほどあり、おまけに国民資産(まだ借金にまみれていないカネ)は4000兆円近くあるようです。これはウクライナ紛争でのロシアの経費が年6-9兆円程度であることを考えれば500年以上もしくは500倍の規模で戦える余力があるということを意味しています。

    そう考えると、民主化していない中国というのを我々自由主義陣営の経済圏に引き入れたこと自体が間違いだったのではないか? まずはマルクス主義の体制の全否定し、その後で議会制度と西側流の民主政体を構築させてから我々と通商貿易すべきだったのではないかと悔やまれますね…

    もう遅いかも知れませんけど…🔥
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