新コロ後の深刻な生産・物流の混乱によるモノ不足と、景気下支えのための1500兆円規模の超大規模金融緩和によるカネ余りという現象に加え、同年より発生したウクライナ紛争によるエネルギー供給不足及び食料品(小麦など)の生産量不足という絶望的な状況に至り、現在、今までのような二年モノ債権と十年モノ債権の金利差をとるイールドカーブの見方とは違う考え方がFRBの研究で明らかになった…との事。
FRBの研究で判ったことは、三ヶ月もの短期国債(TB)の金利と、この三ヶ月モノ短期国債の18ヶ月先のスプレッド(≒金利)との差で比較するイールドカーブの方が現実をより適切に評価できるとの事で、要するに今日の段階での三ヶ月モノTBと、同じ三ヶ月ものTBの18ヶ月先におけるスプレッドとの差を見た時に、
現在の三ヶ月ものTB < 18ヶ月先の三ヶ月ものTBの金利(スプレッド) ←OK
現在の三ヶ月ものTB > 18ヶ月先の三ヶ月モノTBのスプレッド ←景気後退のシグナル(逆イールド)
=「直近で金欠→連鎖倒産などの景気悪化のリスク」があると判断されるということの模様。
今日の段階では、この理屈によれば米国では逆イールドにはなっていないので景気後退は起こらない…ということになるご様子。
本当かどうかは今後、実際になってみないとわからない…_φ(・_・
今後、要検証。外れたらリセッション。最悪、スタグフレーション…(T_T)
PIMCOの解説
https://japan.pimco.com/ja-jp/resources/education/bond-basic-what-is-spread