双町マチノスケ

こうすれば、私たちは離れない。ずっと一緒にいられる

「通りゃんせ」異聞。日本ざんこく物語。 2023年「ご当地怪談」への書き下ろし。 ※現代では差別用語になるものや、倫理に反する表現が出てきます。当時のありようを書くためにその表…

ぼくは真っ暗な穴の夢を見る。いつからその夢を見始めたのか、わからない。 志望大学への望み薄く補習授業を受けることになったぼくは教室で小学校の幼なじみと再開した。その時、封印してい…

人の目が怖い男の話。

　駅前の商店街にあるファミレス。そこの13番テーブルに座ってしまうと……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

「コケにする」というのは、馬鹿にするとか、見くびるといった意味を持つ言葉となります。 　よく考えてみればどういう経緯でそんな言葉が生まれたのでしょうか。そのきっかけは安土桃山時代…

時代は昭和初期。黒人霊歌を採集するため日本人の民俗学者がアメリカ南部を訪れる。彼は真夜中の蒸気機関車内でギターを弾く青年に出会う。黒人とも白人ともちがう青年の風貌に学者は惹かれる…

富田圭子は23歳の大手企業のOLそこへ社長の息子、大田実と付き合う事になるが… 短編ですので、すぐに読めます。

酔っ払った大学生四人｡幽霊が出ると噂の廃病院で起こった事は…

感情表現に欠落を抱えたまま大人になってしまった女性の話。

何も信じられなくなってしまった主人公は、ふと、おばあちゃんから聞いた話を思い出します。 『今は誰も住んでいない山向こうの村には、願いを叶えてくれる神様がいる』 神様にお願いを…

転寝をしてしまった善次郎。暗い山道を1人で降りていく。

開くな

平坦な毎日に嫌気がさした私は、意味もなく部屋の柱の角に顔を押し付けた。 力を強くしていくと、ふと違う世界が視界を覆った。

忘れ物を考えていて、大切なものを忘れて……。

※ 微ホラー注意 河内三比呂(@awakicitazune)さま主催　冒頭部分一緒小説 企画　参加作品 文頭 今日は変わった日だと、そう認識せざるを得なかった。 は共通部分で…

河内三比呂(@kawacimihiro)さん主催の冒頭部分一緒お題縛り小説企画の参加作品です。 振り返ると、あったものは？ お題：再生、殺し屋

『【三題噺 #35】「気配」「城」「フライ」』によせて書きました。

週末公園で見かけた高齢女性は、ぬいぐるみを散歩させていた。

違法な野良サバゲ―を楽しむ者達が踏むこんだ先とは…？

初めてホラーっぽいお話を書きました。ちょっと風刺と皮肉が強いかもしれませんので、閲覧は自己責任で。 いつの世も、一番怖いのは人間なんでしょう。 2023/10/28 ホラージャ…

一話完結の掌編。

人類が植民星へ移住した後の地球に残された、森の中の古城。そこへ一機の小型宇宙船が……。 ３分くらいで読めるショートショートです。 柴田恭太郎様の自主企画【三題噺 #35】「気配…

ホラーじゃないけど、だだ漏れる父性は怖い。 暴走する思い込みも怖い。 やはりホラーということで。 【父性小説大賞】に参加しています。 https://kakuyomu.jp/u…

17世紀イングランド、清教徒革命から王政復古へといたり、名誉革命へと続いてゆく動乱の時代。 叛乱が多発して、魔女狩人が暗躍したこの時代に、その片隅でうごめいた、暗くも哀しい言い伝…

その場所には、学校の裏手にひろがる雑木林をつかうことにしました。 なにもない土のうえに境界をひいて“インシュウムラ”を定めます。 “インシュウムラ”のまんなかに、四角いヤシロを定…

『服を織りましょっ、せっせつのせ。 石を拾いまっしょ、よっこらせ。 おねんねしまょう、ねんねこね。 おとうさんがつれて、おかあさんがつれて、 ばっちゃがつれて、じっちゃが…

自主企画「因習村座敷牢人外青年祭」参加作品です。祭り囃子に惹かれてやってきました。 己の趣味を詰め込んだ結果因習村座敷牢人外青年というよりは座敷牢人外青年in元因習村という感じに…

引っ越し先のマンションの前には、大きな公園があった。 優しいママさんたち、花咲か爺さんと呼ばれるおじさん。 そこは暖かな人たちが集う、素敵な公園だった。

町内会からの連絡。壁が下りてきます。

思いつきで書いたホラーです。ちょっと共感してしまうような…

午前3時半を回った頃のことだった。すっと“私”は目が覚める。 気分は最悪だ。なんていっても本日は土曜日。職場が休みだから、優雅に朝寝坊する予定だったのだ。そのために家事も全部終わ…

百物語の七十六話目、四回生の一山は語り出す。「あたしの話は超シンプルで、この指がこうなった理由」

野口和人高校2年生の17歳だ、僕には病気の人などを治す不思議な力があるが… 短編なので読んで見て下さいね。

ふと寄った神社での出来事。 私達は、その方々に。 恐怖を感じるのか。 感謝を抱くのか。

《神の代行者》たちの戦いを描く、誇り高きガンアクション巨編。続編予定なし。

この気持ちは、唯名ではないと信じたい。

拓真の親友である隼は、とうに亡くなっている。 しかし、ある日から隼の声が聞こえるようになった。 「俺が死んで、悲しんでる？」 だが、隼の声には違和感があった。

地球に突然出現した、変幻自在に変身することができる種族である「不定形族」。そんな不定形族の天秤アイと付き合う人間の涼子は、ある時から「今のアイは本当に今までのアイと同一人物なのか…

雪のための渋滞に遭遇した光一は、雪の中で倒れている女性を助け出す。雪の様に白い肌、黒檀の様に黒い髪、血の様に赤い唇をしたその女は、満月稲荷の巫女と名乗る。

実家が近くにあると何かと便利だ。 だけど、近いからこそ顔を見せなくてはという意識も働く。 風と空さんの企画 お題で遊ぼう！お題「思いに触れる」 https://kakuyomu…

打ち棄てられ、朽ち果てたその家には、秘め隠された蒐集物と、籠められた忌まわしい念が人知れずこびりついている ―――。 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させよう！プロジ…