え、近況ノート書くの、二月は今回が初めて?!
と混乱している怜です。そうか、前に書いてからもう半月以上も経ったのか……。時間の流れ、早すぎる。ついていけない。いっそ、逆らってみたらどうなるでしょう。うん、すぐに力尽きて一気に押し流されていく自分の姿が見えますね。私、泳げないから溺れるなぁ。
「影の森―水たまりの空―」を公開して間もなく、雪うさこさんから声をかけて頂き、子供たちでも安心して読める作品を集めて紹介していらっしゃる星都ハナスさんの作品紹介コラムに、私の作品も掲載して頂きました。「カクヨムの天使」↓
https://kakuyomu.jp/works/16816452218343050982/episodes/16816452218689926507お話を頂いた時の私の反応は「!?」でした。
いやだって、童話を書いたの初めてだし、文章は相変わらず上手くないし、何より子供が読んで楽しい話かどうか分かんないし……。紹介してもらえるのはとても嬉しいけど、色々と大丈夫??
と、こんな具合に心配ごとが尽きませんでした。今考えれば心配し過ぎ。
コラムを書いてもらうにあたって、作品を通して読者へ伝えたいテーマをハナスさんから問われ、文章にしたのですが……。
これがすごく、難しかった……です!!
内容は、コラムの方に書いて頂いたことそのままですが、あの決して長くもなければ特殊でもない文章を書き終えるのに二時間かかりました。筆が遅いのはいつものことですが、この時はさらに時間を費やしました。
というのは、作品のテーマはぼんやりと考えていたものの、そこを突き詰めてみたことはなく終始ぼんやりとした輪郭だけで書き上げたし、もう書き終えたら満足して振り返ることもなかったんですよ。だからテーマという器はあるものの、中はがらんどうという状態でした
さらに悩んだのが、読んでくれた方へ何を伝えたいのか、ということ。
私は書きたい物語を思いついた時、もちろん誰かに読んでもらうことも視野に入れて執筆をしていきますが、「読んでくれる人がいるなら、その人へ何を伝えたいのか」ということに対しては深く考えた経験がありませんでした。とにかく「こういうの面白そうだし、書いてみようかな」と気軽にやり始めるもので。
伝えたいことやテーマがあやふやなことに関して、短編は今までほとんど書いたことがなかったから、という理由もあると思います。長編は、ただ物語がそこにあって面白おかしく書くことを楽しむ、というイメージで私は書いているので。
短編は長編とは違うと知り、やっぱり書くの難しいなぁと感じました。
でも、また書いてみたくなるのかもしれません。その際は、テーマなどをしっかり決めてから書き始めようと思います。解釈は、読者様へ自由にしてもらって、自分だけは進む方向を見失ったりぶれたりしないように道しるべのつもりで。
「私が誰かに伝えたいことって……?」と、悩んだ時間はいい経験になりました。
〝影の森〟を読んで下さった方々、そして温かく優しい反応を下さった方々へ、改めて感謝を。ありがとうございます。