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【第14回】小さく完璧な小説を書こう 報告会

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054887160265

残暑もなりをひそめ、徐々に秋の色が濃くなってきました。これから訪れる紅葉のシーズンは、物語にもさまざまな着想を与えるのではないかと個人的にワクワクしながら生活しております。
あと二ヶ月もすれば今年が終わると言われても何も実感が湧かないところに月日の流れる速さを感じずにはいられません。
カクヨムコンも近づいてまいりましたね、今年はどうやら短編の企画もあるらしいので、そちらも大変楽しみでございます。

それでは、報告会を始めていきます!

今回の参加作品は16作品でした。
とは言っても、毎回の事ですが、期間外の作品や文字数の関係上参加条件に合わない作品がありますので、その辺りに関しては参加と言ってよいのかは毎回悩みどころではあります。主催者発表みたいなものですかね。
前回の報告会でコメントを頂いたのですが、参加条件に合わない作品に関しては参加されてもどうすることもできませんので、ご了承ください。

さて、それはそれとして。今回も一作品、とても面白いと思った作品を紹介したいと思います。



 点々と、蝶々。  作者 咲川音

んー、上手!唸るしかできない!
過去13回、企画を主催してきましたが、かなり上位に入る作品です。
主人公の杏奈は、女子生徒の中で自分は特別と思いながらも結局その文化の中で生きている。一方、杏奈が気にかける鈴子は、杏奈が内心抱く「女子ランキング」に名前が載せられない子……つまり女子生徒の文化の中で生きていない。
ある日、鈴子が杏奈のいる文化に足を踏み入れたような場面を目撃し、杏奈はそこから鈴子にアプローチをかける。
まるで「あんたもランキングに入りなさいよ」と言うように。
鈴子はそこでどうするのか。蝶々の持つ意味は……。
ここであらすじのようなものを書いてもアレなんですが、とても面白いです。
蝶々の描写による視覚的効果が情景描写のように作用しており、それがとても美しい。
読み応えのある作品です。



さて、上記にもありますように、第4回カクヨムコンの詳細が発表されましたね。
今回は長編作品の他に「カクヨムweb小説短編賞」なるものもあり、短編小説に目が向けられるようになったのだなあと妙な嬉しさを感じております。
カクヨムコン短編部門の方は「一万字未満」らしいので、もしかしたら、今後私の企画に参加なさる作品の中にも一万字未満の作品が多くなるのかな、と思います。
ただ、私の企画に関しては「八千字以上」というのもございますので、そちらの方もよく吟味の上、参加いただければと思います。
皆さまの力作のご参加をお待ちしております。


ご参加いただいた方、本当にありがとうございます!
また次回の自主企画でお会いできればと思います!
それでは!

3件のコメント

  • はじめまして、参加させていただきました咲川です。作品を読んでくださってありがとうございました。
    しかもこんなに素敵に紹介して頂けるなんて嬉しいです。
  • 保仁谷 裸羅(ほにや らら)さん

    コメントありがとうございます!

    なるほど、そういうこともあるのですね。
    サイトの方に問題がある場合、私の方では確認のしようがないので何とも言えないのですが、事情は分かりましたので、気に留めておこうと思います。
    直ってくれるのが一番ですね。
    報告いただきありがとうございます。
  • 咲川音さん

    コメントありがとうございます!

    とても興味深く読ませていただきました。
    あまり感想を書くのは得意ではないので、もしかしたら見当違いなことを書いているかもしれませんが、ご笑納いただければ幸いです。
    自主企画が、咲川音さんの小説が広く読まれる一助になっていれば幸いでございます。

    参加いただきありがとうございました!
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