https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054887031390寒暖の差が激しくなり、風邪をひきやすい季節になりました。先週末の台風から今週もまた日本列島を縦断するかもしれない、ということで、今年は本当に台風の当たり年なのだなあと実感しております。
そんな当たり年はいらないのですが……。
個人的にも今回の台風で都内から帰れなくなりそうになったりして、戦々恐々でした。本当に個人的な話ですね。
それでは、報告会を始めていきます!
今回の参加作品は11作品でした。
ツイッターのツイートの方でも少し触れたのですが、今回の作品には「死」を取り扱う作品が割と多く(とは言っても、一万字ほどの短編小説だと「死」はテーマとして扱いやすいらしく、以前から結構見られるものでもあります)、季節や世相を反映しているのかな、と思ったりしました。
「死」も、近しい人の死を取り上げるか、それとも常日頃から死と向き合ってありふれたものにするか、で物語の方向性が変わってくるのが興味深いですね。
さて、今回も一作品、注目した作品を紹介したいと思います。
聖夜の通夜 作者 橙 daidai
こちらも「死」をテーマにした作品ですが、他の作品と違っているところは、もう少し「死」を現実的に掘り下げて、冠婚葬祭という日常の延長に置いたところです。
今回の企画で、別の人が墓守を主人公に据えた作品があったのですが、それと似たような感じで「死」を職業に落とし込んだんですね。
その上で、専門用語が飛び交う。
専門用語自体は分からなくてもよく、一度葬儀に参列したことがある人ならば、何となく雰囲気で察することができる程度に書かれています。その専門用語の羅列によって、この物語が葬儀をテーマにしているというのが浮き立ってくるのです。
もちろん、ただ「死」を職業に落とし込んだだけではなく、その上で、主人公がどのように考え、どのような気づきを得て、どのように変わっていくか、という流れがきちんと描かれている。
そう言う意味では非常に読みやすい作品だと思います。
ここのところ何かと忙しく、またしばらく忙しい時期が続きそうでなかなか自分の小説も書けず鬱々とした日々が続いておりますが、こうして自主企画に参加していただけること、自主企画を楽しみにしている方がいらっしゃるのを思うと、自分ももっと頑張らねばな、と思う次第でございます。
これからも、気負わず、適度に頑張って続けていきたいと思いますので、また何かの折に見ていただければ、あるいは参加していただければ幸いでございます。
それでは、参加いただいた方、ご参加いただきありがとうございました!
次の自主企画でもお会い出来たら嬉しいです!
ではでは!