発祥が中国じゃね?
『暗黒竜の渇望』に出るというよりも元ネタの『王書』に出て来るこの神話の一部分。もちろん肩に付いた蛇とは魔王アジ・ダハーカの化身とみなされたイスラム帝国の王子の事であるイスラム帝国進撃によってペルシャ帝国は滅んでアラブ系が支配することになったのですが当時の支配層はペルシャ人にとって「魔王」に等しかったのです。イスラム教に改宗してもゾロアスター教の魔王の名を利用したのはそういうことです。
さて、この千人~ってネタ。実は隣の敵対国インドにもありました。マガダ国です。マガダ国の王に千人の首をはねなさいとたぶらかした后が居たのです。当然作り話で正体は狐とか大嘘です。インドに狐は居ないのです。ゆえにダキニ天もインドではジャッカルなのです。
この説話の元ネタ
たぶんだけど推測するに
中国です。
紂王の后、妲己がそうだったから。もっとも歴史なんて勝者が書くものですから本当は酒池肉林なんて肉と酒におぼれたのではなく人間の生贄の代わりに豚肉をつるしたとかそういう類の話を書き換えたらしいのです。
大乗仏教がインドからカイバル峠を乗り越えて中国本土まで行ったという事は逆もありえるのです。
この狐。ただの狐じゃないです。国を傾ける九尾の狐という皆さんが良く知る大妖怪です。おそらく妲己という女性は女性参謀としての役を担ってたに違いありません。当時のペルシャ人は中国、インド、朝鮮と悪さしたこの大妖怪「九尾の狐」という部分を「アジ・ダハーカの化身」に差し替えたのでは。
この妖怪、遣唐使に混じって日本にも来ます(厳密には書物とともに伝わった)。後に九尾の狐は玉藻前(たまものまえ)という姿で現れるのですが恐らくは鬼女紅葉のように本当は女性の参謀のはずです。だって玉藻前のモデルは鳥羽天皇の皇后である藤原得子なのですから。保元の乱を止めた参謀役です。きっと他の貴族が嫉妬しまくったに違いありません。
このように日本とペルシャって本当に近いんですよ。文化的に。
お水取りなんて間違いなくゾロアスター教の儀式をぱくったものだし
聖徳太子が駆使した間者というのもゾロアスター教の暗殺僧侶たちの手法を真似たに違いありません。
https://kakuyomu.jp/works/16817330647877241956安心してください。九尾の狐は殺生石(栃木県)に封印されてますよ。
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ゾロアスター教が国教だったサーサーン朝ペルシャ時代に僧侶が王や王族の暗殺やズルワーン派とマヅダの派閥闘争にあけくれてたとこに虚を突かれイスラム帝国に占領され、これがイランの今日まで至る不幸の元凶となりました。そして当時僧侶階級が持っていた暗殺手法や情報収集手法がおそらくですがイスラム化した時にニザール派という暗殺教団へと変貌したに違いありません。
聖徳太子が「一度に十人の話を聞くことができる」というエピソードは間者つまり後の忍者を使ったものです。そしてその忍者というのははるか遠くのペルシャから来た手法だったのです。