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ラノベ市場額推移変更のお知らせ

ラノベ市場額推移に一部「オリコン白書」の額が混じってしまい市場額の推移に変更がございます。このため出版科学研究所の「出版指標年報」に市場額を統一させました。

すると次の事が分かりました
・ラノベ市場額の第一ピークは2009年でSAO効果で伸びた。302億円。
・2004年当時のラノベ市場はたったの170億円しかなかった。ということは1997年ピーク説は怪しい?
・ラノベ第二ピークは確かに2016年だが転スラ効果でそれでも284億円しかない。異世界転生ブームは堕ち行くラノベ文庫本市場を「補っていた」だけでそれでもピーク時であっても300億円に届かない。よって2014年頃に既に「ラノベは衰退しているのでは?」とささやかれていたがあれは「正しい」ということになる。微減だけど。書店員らの直感って正しいって分かるんだね。 
・2022年のラノベ市場は211億円で悲惨なことに変わりはない
・オリコンと出版科学研究所の市場額の差はだいたい50億円差
・ノベルス本のラノベ市場が蒸発した
・飯田氏が2023年年末にラノベ電子書籍の分を入れても20億円という事実を公表した上に返本率の事を考えたらラノベ書籍版は実は70億円程度とのことでラノベ書籍市場額は「相殺」して計算する。

ということで「真のライトノベルのピーク」はリーマンショックでお先真っ暗な状態の2009年当時でSAOブームの時。出版市場ピークは1996年なので出版市場ピークの13年遅れでラノベの衰退がやって来た。異世界転生ブームはラノベ衰退の速度が遅くなっただけ(もがいただけ)というもっと深刻な状況だということがわかった。
どっちにしても2016年の市場額が-20億円補正なので2026年頃に「2009年ピーク時から市場半減」する見込みに変わりはない。つまり300億円市場が150億円市場に落ちることに変わりはない。

https://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553

2件のコメント

  • WEBでは飽きられていないけど、世間には飽きられているってことです。なぜならそういうものばかり当選させては商業上では自爆していくので。点数主義って悪ですよねって。
  • 恋愛系は青い鳥文庫で大人気ですよ。ラノベでは下降線。それもラノベはどちらかというと百合とか萌え(特にデレ系)とハーレムですよね。百合はともかくそれらって「恋愛」なのかなぁ。リア充系恋愛ってもう児童文庫かライト文芸に移動済みですよ。昔はね、それこそコバルト文庫に大量にあったジャンルなんですけどね。

    今の書き手ってまともな恋愛が書けないんですよ。BLと百合と萌えとデレとハーレムはともかく普通の恋愛が書けない。

    だからみんな児童文庫やライト文芸に読者が逃げたって事ですよね。(※特に中高生女子)
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