よく漆黒≒闇とか思ってませんか?それ間違いです。「闇 色」と検索すると分かります。闇色というのはダークパープルと呼ばれる紫色であり「黒じゃない色」なのです。黒に近い紫ですが。なので闇属性というのは紫色が象徴なのです。
漆黒、墨色、射干玉、呂色
それぞれ実は黒でも若干違うのです。呂色(ろいろ)は黒の中に光り輝く色です。漆黒よりもつやがあるんですって。
射干玉(ぬばたま)というのはそういう実があるのです。ヒオウギの種子の事です。色の表現にも使えます。「夜」や「髪」の象徴になります。特につややかな黒の髪の色に例えるので黒光りするような色です。
射干玉(色)≒呂色かな?
この表現も『暗黒竜の渇望』に取り入れました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330647877241956/episodes/16817330647877367040闇に生きる者はおそらく漆黒以外の黒にも敏感なことでしょう。
作中には魔法の珠が輝いているとき涅色(くりいろ)へ変化するようにしました。この色は川底の汚泥の色で少し茶色と灰色が混じった黒色なのです。「洞窟」ってそういう感じの壁ですよね。
漆黒が純粋な黒色です。これに対し墨色は灰黒色でほんの少しだけ灰色が混じっています。
これも皆様の創作の参考や助言になれたら幸いです。