真朱

  • 詩・童話・その他
l0vemash

さみしさ図鑑／
水上歌眠

焼けるのか焼け残るのかじぶんとの約束という臓器がひとつ
水上歌眠
戻りますか、原さんがそう言ったとき煙はまるくなるのをやめた
藤田聖喜

短歌！東京おのぼりさんツアー（広島から）／
楠瀬スミレ

飛行機に乗って東京へ行き、あとは自分たちの力で移動した私たち。 電車が来てる！出る前にならないと！と慌てたけど、15分に1本の広島と違って次々に来るんですね。走る必要はありません…
東京の地下が空から見えたなら網目に光がビュンビュン走る
楠瀬スミレ
とても読みやすかった
銀の筆

詠み人知らずの惑星／
蝶番祭（てふつがひ・まつり）

「山もとの鳥の声より明けそめて 花もむらむら色ぞみえ行く」永福門院（玉葉和歌集より）　 　鎌倉時代末期の女流歌人・永福門院は御齢十八歳で入内の後、女御を経て中宮に冊立されまし…
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
雑音の 混ざりしラヂオ 懐かしむ 古里の歌 詠み人知らず
蝶番祭（てふつがひ・まつり）
これぞ令和のもののあはれ
みかぼし🩵お休み中

君の読むスイミー／
micco

「息子と私」を詠んだ、二十首。 古人の例し通り詠うには長雨の季節が最適かもしれないと画面を眺めると、心にかかるは子どものことでした。 さまざま遊んでいます、お許しを！ 『…
掌の温度つなげる駐車場　もう君は走ったりしないけれど
micco
子を持つすべての親の心揺さぶられる作品！
真朱

さみしい夜のたべものたち／
中靍 水雲｜𝘔𝘖𝘡𝘜𝘒𝘜 𝘕𝘈𝘒𝘈𝘛𝘚𝘜

さみしい夜、そして朝へ。わたしのおともは、いつもおいしい。
あんぐりとひらいた口にクリームをつめてくだけの九時間バイト
中靍 水雲｜𝘔𝘖𝘡𝘜𝘒𝘜 𝘕𝘈𝘒𝘈𝘛𝘚𝘜
わかるわかる
真朱

【短歌】家族と過ごす時間／
チョコレートストリート

「だ？」と手を上げて私を見る娘　「だっこ」と分かるのは私だけ
チョコレートストリート
家族とともに
遠野 歩

水たまり凪ぐこともなく／
山田あとり

第１回カクヨム短歌・俳句コンテスト　短歌の部　二十首連作部門
帰るけど　牛乳豚コマ春キャベツ買って帰るけどあの部屋はひとり
山田あとり
やがて透明になってゆく欠落の傷
若生竜夜

たからばこ／
憂杞

産まないと決めたからだは変わらずに生ごみとなる経血を生む
憂杞

連作短歌「エンドロール」／
ナクキザシ

１０年以上同じ女性に恋をしていました。 あまりにも残酷な時間が経って、彼女は結婚も出産も離婚も経験したのに、私は何も変われなくてもう苦しくなってしまったので最低な方法で別れを告げ…
ネモフィラの花言葉って何だっけ？「君を一生許さない」とか？
ナクキザシ

誕生日の最大公約数／
見沼夜来

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部　二十首連作部門
生きるなら一緒にいよう誕生日の最大公約数が１でも
見沼夜来

水筒にさんぴん茶詰める六月よ／
秋保千代子

折よく旅行に行きまして、「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門」に挑戦させていただきたくて。
いつだって地球は丸くて日常と非日常とが睦み合ってる
秋保千代子
美ら海だけではない、ほんとうの『沖縄』。
pico

ふたりぐらし／
和田島イサキ

　短歌です。二十首あります。 〈第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　応募作〉
胃の中の練った小麦のかたまりの魔がさす春の手作りのパン
和田島イサキ

地球最後の日もドライブを／
陽澄すずめ

車と人生のことを考えました。連作短歌２０首。
レギュラー満タンカードで払いますクーポン持ってません人生
陽澄すずめ
それでも走る日々はつづく
柊圭介

愛を乞う犬／
柊圭介

恋愛？ そんなのあたしにもわからないわ
目が覚めて枕濡れてる午前四時こびりつく夢煙草で流す
柊圭介
太宰風な短歌かな？
平　健一郎　（たいらけんいちろう）