• 二次創作

第23話制作秘話

去年の今頃から、この小説の構想は始まりました。その頃は小説を書いてみる事になるとは夢にも思わず、ただクライマックスのシーンだけを空想していました。

けもハーモニーをきっかけに、ホテルに集まったフレンズ達が持っていたキュルルの絵が輝き出し、そこから希望の歌と共に白く輝く四神と守護けものが現れて、敵を打ち破り海底火山を止める、そんな場面を考えていました。

しかしいざ文章を書いてみると、彼女達の扱いが難しい。本体なのか分身なのか?火口に突っ込んでさよならなのか?一言お別れを言わせるとしたら、どのタイミングで誰に何を語らせれば良いのか?それともその後も一緒に暮らすのか?唐突に登場させるのではなく何か存在を匂わせる必要があるが、資料や噂などのエピソードをどこに入れたら良いのか?

結局まとまらず、プロットではけもハーモニー(奇跡)で全てを解決していましたが、これでは簡単すぎると思い、新しい展開を思いつくたびに付け足してゆきました。

希望の歌を聞いたラッキーさんの台詞は「オカエリ、ミンナ。」でしたが、落とし物のエピソードが加わった事で変わりました。

キュルルの絵がバラバラになり、それらがパーク中に歌声を届けるシーンは、『うしおととら』を思い浮かべながら書きました。

フレンズ達の願いは「大好きなこのパークを守って」でしたが、アムールトラを中心としたものになりました。

これまでの登場人物達の意識は白い精神世界へ飛び、代わりにゴリラ達が現実世界で活躍するようになりました。

はじめはビーストが噴石の下から自力で這い出していたのですが、ゴリラ達に助けられる話になりました。


そんなこんなで、一番最初に思いついたお話でしたが、結局最後まで推敲していました。

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