• 二次創作

第17話制作秘話

かばんさんがセントラルパークに向かうまでの経緯を書きました。
かばんさんはビーストがいなくなっている事に気付いた後すぐ探しに出掛けたのですが、ビーストとは逆の方向に向かったので、会う事はできませんでした。


いろいろと悩んだ話でした。
まずゴリラの口調を考えながら会話をさせてみると、かばんさんと同じものになってしまいました。これはセリフに名前が書いてあるので区別はつくと思い、そのままにしました。

そして時間です。次の話を書いてからこの話を書き始めたので、キュルル達とビーストの時間軸に合わせるのが大変でした。ずれると全員集合がクライマックスに間に合いません。それぞれのおおよその時間帯を書き出して、なんとかはめ込みました。

時間は決まりましたが、今度は隔離施設でかばんさんに何をやらせるかが問題でした。漫画版と異なり、かばんさんは研究所の資料で、ビーストについて既に多くの事を知っています。パークの危機が迫っている中、ここに長く留まってコンピュータから情報を得る必要はありませんが、無駄足にするわけにもいきません。

この小説のタイトルである『きせき』には、奇跡と軌跡の意味が込められています。なのでここでは、過去を振り返りつつ、ビーストとキュルルの軌跡についてかばんさんに思いを語ってもらう事にしました。そしてこの話の小タイトルも決まりました。

キュルルとの通信がうまくいかなかった理由については、最初は2人の距離が離れすぎていたからとしていましたが、後にキュルルのラッキービーストが疲弊していたからとなりました。




いよいよ、ビースト、キュルル達、かばんさん、それぞれが異なる思いを抱えつつ、セントラルパークに向かいます。バラバラに始まった旅が、一本の同じ道を歩き始めます。

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