• 二次創作

第16話制作秘話

漫画版のイエイヌ回を読んでから書いたお話なので、カラカルがビースト化した後疲れてベッドで横になったり、かばんさんから途切れ途切れの通信が入ったりと、それにちなんだシーンが出てきます。

壊れたラッキービーストの記憶のサルベージは、全編書き上げた後に追加しました。それに伴い、通信がうまくいかなかったのは2人の距離が離れすぎていたという理由から、キュルルのラッキービーストが疲弊していたからになりました。



ビーストに襲われたにもかかわらず、キュルルが彼女を避けないのには訳があります。それはこの後の物語で語られます。
またサーバルは持ち前の勘の良さで、ビーストの心を感じ取ります。

一方、カラカルはビーストに良い印象を持っていません。大好きなキュルルが2度も危ない目にあわされたので当然です。そう考えると、落とし物を届けるのは、キュルルかサーバルに任せるのが自然です。

キュルルもそれは分かっていますが、あえてカラカルに届けてもらう事で彼女を理解し、仲直りしてもらおうと考えています。
カラカルはキュルルの頼みなので断れません。ビーストの事はまだ納得していませんが引き受けます。

この時のキュルルはカラカルの事が大好きになっているのですが、その事をはっきりと自覚するのはもう少し先になります。また、カラカルが自分に好意を持っている事には気付いていません。ここまでの旅の間に2人に何があったのかは、漫画版をご覧ください。



スケッチブックに描かれているのは、姿が変わってしまう前のアムールトラです。ビーストとは髪型や毛皮の形が異なっていますが、オリジナルキュルルの絵柄に加え、ほかにトラのフレンズが出てこない事もあり、キュルル達はこれはビーストだと判断しています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する