• 詩・童話・その他

幽霊の見え方についての考察(妄想)

 おはようございます。
今朝は我が家のおネコ様にいつもより早く起こされたので、朝っぱらから妄言を垂れ流したく思います。
…目覚ましが鳴るまで起こしてはダメ、と何度言い含めても聞いてもらえません(笑)


●幽霊の見え方についての考察


 先日見た夢に出てきた男の子の幽霊ですが、"蒼白い"肌と"黒い"眼が印象的でした。
ただ、"蒼白い"といっても実際に青い肌色のわけではなく、血の気のない肌色、ご遺体の肌色のような色味なのですが、その色が目に焼き付いているのです。
ではなぜ、"そんなに印象的なのか"ということを考えてみると、周囲の風景との違和感なのだと思い当たりました。
 夢の中での光景は、まだまだ暑い九月の白昼の眩い陽光の中でした。
周りの景色やほかの男の子たちは皆、陽の光の中で少し白けて見えていました。
でも、その男の子だけは光源の影響を受けていないのです。
 存在しているレイヤーが違うといいますか、認識のチャンネルが違うといいますか…
強引に例えるなら、スタジオで撮影した男の子の写真を切り抜いて、他の背景写真と"合成"しているような感覚です。
背景が白昼や茜空、黄昏時でも夜中でも、また屋内屋外も問わず、同じ男の子の写真を"合成"しているイメージです。
光源の位置や強弱、有無にかかわらず、同じ明度で存在しているのです。
 おそらく、視覚以外の感覚で認識していたのでしょう。

 実は以前、一度だけ幽霊らしきものを見たことがあるのです。
その時もまた、薄暗い黄昏時の部室棟の中にもかかわらず、鮮やかな白い制服のシャツの色と胸元の校章の色を認識していました。
また深夜、灯りのない部屋で髪の長い女性やご老人をみた。というような怖い話がありますが、光源もないのに彼ら彼女らが見えている理由にもなるのではないでしょうか。

 最後に。幽霊の見える方々によると、『ゴースト/ニューヨークの幻』が一番見え方に近い。という話を聞いたことがあります。
あの映画は、幽霊を背景とCGで"合成"していました。
だから一番リアルに見える、というのは考えすぎでしょうか?
まぁ、その話を聞いていたからこそ、先日見た夢に反映された。という可能性もありますが(笑)

 このような妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さまが良い一日をお過ごしいただけますように。

7件のコメント

  • おはようございます。
    『幽霊を見た』お話ではなく、『幽霊の見え方』のお話とは(; ・`д・´)

    コレは、非常に参考になりました。
    『視覚情報』として、どのように処理したか、ということですもんね。

    不思議ではあるんですよ。
    血まみれとか、首が無い、とか明らかに「生きてない」幽霊なら、「幽霊」って認識するでしょうけど、それ以外の「普通の人間とかわりないヒト」に見えるものがどうして「幽霊」だと思うのか、って。

    それはきっと、何か「違和感」を覚えるからなんでしょうね。
    雰囲気が違った、って言われても、「具体的にどこが」と尋ねたら、「うーん……^^;」って言われるし……。

    視覚的に、違和感がある、というのは確かにそうかもしれません。

    温度も関係するって、聞いたことがあります。
    急激に体温が下がると、人間は『何か側にいる』と感じるとか。

    文字で「ひとあらざるもの」を表現する時の参考になりました。

    今から仕事に行ってきます(笑)
    白兎黒烏さまと、にゃんこさんにとっても、良い一日になりますように。
  • 武州青嵐さま

     おはようございます。
    早速のコメントありがとうございます。また、応援コメントの返信にて当方近況ノートのご宣伝ならびに”お化けボーイ”くんのネタバレまでしての励ましありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ございません。

     そう、なんか背景、大きく言うならこの世界に馴染んでない、浮いてるんですよ。感覚的に。
     眼で見た風景と、違う器官で見た幽霊を脳内で”合成”したような…

     もしこの妄想が、武州青嵐さまのお役に立てそうなら幸いです。


     うちのおネコ様は今日も偉そうです。
    偉そうなにゃんこ共々、武州青嵐さまのお話を楽しみにしております。
     お仕事頑張って下さいませ(*'▽')
  • 武州青嵐さま

     追伸 幽霊に影がないのも光源の影響を受けないからかもしれないですね。
  • なるほど。

    正に生気がない、といった雰囲気なのですね。

    「光源の影響を受けない」「視覚以外の感覚で認識する」という説明がとても理解しやすかったです。
    とはいえ私は一度も見たことがないんですが……

    それで、よく当たる手相占いの占い師さんのことを思い出したんですが、彼らは目視できる手相では判断していないそうです。普通の人には見えない手相で占っているのだとか。

    超常的な存在は五感以外で認識するものなんでしょうね。
  • ツカサさま

     こんばんは。ご来訪ありがとうございます。

     そう、正に生気がない、といった雰囲気なのです!
    とは言え夢の話なので、本当に”視えるヒト”からしたら『にわかが何言ってんの?』という感じかもしれませんが(笑)

     多分この先、怪異に遭遇する予定はありませんので検証のしようもない妄想です(笑)
    誰か”視えるヒト”が周りにいれば聞いてみたいのですが…残念。

     この度は益体もない妄想、というより幼稚な思考遊び(笑)にお付き合いいただきありがとうございました。
    簡単ですが、お礼まで。
  • 白兎黒烏様、初めまして。波里久と申します。
    この度は拙作『モップさばきとゴミの仕分け』に星を下さりありがとうございました。

    僕自身は幽霊を何回か見たことがあります。
    一度目は20代の時。昼寝をしていたら耳鳴りがして金縛りに。
    白い服、長い黒髪の女。段々と宙を浮かんで自分に近づいて来ました。
    怖かったので凝視は出来ず、目を閉じて「なんまんだぶ」とひたすら念仏。

    二度目は病院で清掃中に。誰もいない部屋に誰かが横切る。他の同僚に聞いたら、皆見ているので珍しくないとの事。
    しかし、病院の清掃はとっくに辞めたのに、今でも何かが横切ったりする感覚がします。
    もしかしたら、霊感が目覚めてしまったのかと怯えています。

    だから一回目の金縛りの時の幽霊は自律神経失調が見せた幻。
    何かが横切る感覚は、虫が横切っているのをビビって過敏になっている状態。
    上記のように思うようにしました。

    ではこれからもよろしくお願いします。
  • 波里さま

     こんにちは。ご丁寧にありがとうございます。
    とても【本当にあった怖い話】らしい素晴らしい怪談でした。

     ところで、

    お化けなんてないのです。
    おがけなんて嘘なのです。
    寝ぼけた人が見間違えたのです。
    これで世界は平和なのです。

     と、いうことで、簡単ですがお礼まで。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する