• 詩・童話・その他

夢を見ました。

 今日見た夢の話です。

 昼食後、頭痛がひどいので横になっていました。
うつらうつらしていると、男の子を預かるので面倒を見るように、と起こされたのです。
頭痛はもう、大丈夫のようでした。

 私はその子たちを近所の公園に連れて行きました。
しばらくして飽きたのか、その子たちは帰ることにしたようです。
 私は二人を抱きかかえ帰ろうとします。すると、もう一人の男の子に「僕も」とせがまれます。
既に両手はふさがっていたので、私は負ぶおうと膝をかがめました。
肩から首へ、男の子の手が伸びてきます。
私は不意に怖くなり、後ろを振り返りました。
後ろにいた男の子はもう、ヒトではないようでした。
ひどく細く、青白く、そして黒い眼をしていました。
 私は男の子に無理だと告げ、踵を返すと家に戻ったのです。

 そこで、目を覚ましました。呼び鈴の音が聞こえたのです。
夢だったのか、覚めてよかった…、と来客に感謝しながら玄関に向かいます。
頭痛は先程より酷くなっていました。
 玄関に向かっていると、男の子が首に手を回してきた時と同じ、あの感覚に襲われます。
怖くなった私は、扉を開ける前に窓から玄関前を窺いました。
そこにはやはり、誰もいません。
念の為、玄関扉の磨りガラス越しにも確認したのですが、ヒトの気配はありませんでした。

 あの呼び鈴の音も、夢だったのでしょうか。
あの時、扉を開けていれば、誰かを招いてしまったのでしょうか。




 実際に経験したときは気味が悪かったのですが、文章に起こしてみればそうでもないですね。
自分の文才のなさにがっかりです(笑)
『カクヨム異聞選集』に投稿されている方々はすごいな、と改めて感じました。
 このような夢を見た原因ですが、おそらく『カクヨム異聞選集』の読みすぎです(笑)だいぶ楽しませていただきました。
あと、カクヨムでご活躍されている、武州青嵐さまの最新作、『ラピスラズリ』の影響もあるかと。
 なぜなら、私に霊感はなく、波長や位相も合わないみたいなので…。
そういいうことにしておきます。

 長文にお付き合いいただきありがとうございました。

4件のコメント

  • 何が訪ねて来ていたんでしょうか。

    呼び鈴が夢でも現でも、扉を開けていたらもっと怖いことになっていたのではないかと思います。

    文章に起こしてみればそうでもない、と書かれていますが、十分に不気味です。
    普段ホラー専門で作品を書かれている方のホラー体験談はもちろん怖いのですが、白兎と黒烏様のように、ふと「こんなことがあった」とさらりと書かれるお話もすごく怖いです。

    良いお話を読ませて頂きました。
  • ツカサさま

     こんにちは。
    このような益体も無い夢の話にお付き合いいただきましてありがとうございます。

     全体的にフワッとした感じで申し訳ないです。
    夢の話なので、細部まで覚えているところと曖昧なところの差が激しくて…
     夢なのに、抱いた男の子たちの高めの体温の感覚やあの子の蒼白い肌や黒い目は焼き付いているのですが、なぜあの子達を預かることになったのか?初めから三人預かっていたのか?などは曖昧なのです。
    その辺りは脚色して盛ろうかとも思ったのですが(笑)、近況ノートで盛ってもなぁ、と覚えてる範囲で書き出したところ、フワッとしてしまいました(笑)

     普段、見た夢を覚えていることなんてないのですが、今回はたまたまです。
    きっと、『カクヨム異聞選集』を読みすぎて飽和した私の脳が『僕の考えた最怖怖い話』をでっち上げたに違いありません。えぇ、そう決めました(笑)
  • 白兎と黒烏さま

    何故!! 何故、この作品をアップしないのですっ!
    近況ノートの書いている場合ではありませんよっ!

    興奮しすぎて、作品を紹介いただいたお礼を申し上げるのを忘れるところでした……。ふぅぅぅぅ。

    『ラピスラズリ』をご紹介いただき、ありがとうございます。
    某賞の最終選考まで残りましたが、落ちた作品です^^;

    あ。
    ちなみに。
    うちの可愛いお化けボーイがそちらにお伺いしたようでしたら、それはね、こっそりとお伝えしますが。

    (小声)良い子です。
  • 武州青嵐さま

     こんばんは。
    ご来訪ならびにお読みいただきありがとうございます。お楽しみいただけたようで光栄です。

     採取選考まで残られるなんて…、凄いです!
    もうゴールまであと少し、ですね!!

     今回の話は、『カクヨム異聞選集』の募集期間も終わってっていたこと、怪談の時宜を外していること、なにより夢の話なのでディテールが曖昧で、私の筆力では作品としての最低水準に達せないと考えたので投稿作にはできませんでした。
    しかしながら、この夢を誰かに知っていただきたいという欲求には抗えずこちらに上げさせていただいたのです。

     もしお時間がございましたら、武州青嵐さまのお話の肥やしにでもしていただけたら幸いです。

     閑話休題。

     すっかり『お化けボーイ』が定着しちゃいましたね(笑)


    いい子なんだ(小声)

     正直、海∧えべっさん=どざえもn…ゲフンゲフンの構図しかなかったので…意外ですΣ(・ω・ノ)ノ!
     言われてみれば確かに坂本くんに絡まれてる時に出てくることが多いですね。
     ますます今後の展開が楽しみになりました(^-^)

     では、簡単ですがお礼まで。
     
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