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魔導ぬこ化計画

 「魔法使い族」みたいなの案の資料みたいなもの。
フェアリーとウィッチの区別が実はgdgdとするアト・ド=ヴリース説を。
 この場合のフェアリー(エルフ系で良い筈だけど)はa塩を喰はないb牧畜とかするc花弁が下へ垂れさがる系の花の中、キノコの胞子嚢(いやぁああああお前ら人間ぢゃねぇええええ)などを家にする。他の特徴を持つ。
 「剣と魔法もの」における魔道キャラは赤毛、と言ふのがあったらしい。カインの印(赤毛)やユダ(紅毛)、あと吸血鬼は紅毛碧眼とされるとかとどっかで関連するっつうかなんつうか。 クリスチャンでキリスト教みあるマリラ(に海系を指す語でのケルトみが認められもするが英語圏の人的にはマリアが連想される)、マシュウ(はマタイの英語読みなのよ!さらに宮崎駿さんは彼に「笑わかしキャラ」として高い評価をしてゐるの さうよねマシュウ!)に、ナザレの人の子のおかんの母親の名前アン、と言ふ聖家族で、こっちにレイチェル(ヤコブの嫁であるラケルから)がゐて、でもダイアナと言ふ異教の神の名を持つ娘がゐる上に、赤毛ねーさんアン・シャーリーはなんかすごい真似をさらす、名前がさう言ふわけなのでコンプラ的にどうよな『赤毛のアン』で、ヒロイン@赤毛のスコティッシュが中二しぐさをすると赤毛因子を持つ、へぼい白人アイリッシュのそれを自身と言ひ張る訳であるが、その厨二名ジェラルダイン(ジェラルドがアイルランド系に多い名前)に、コールリッジの詩『クリスタベル』の中に出て来るヴァンパイアさんがモデル説がある。カナダと言ふと公用語はおフランス語だと思ったら、A・シャーリーの頃のおフランス人は出しちゃいかん人らしい。へー。

 魔女は「ピンを吐く」と言はれる。なんかー。気象制御をする関係で、身がものすごく軽く、軟膏を全身へなすくり箒に載って空を飛び、篩に乗って海を渡ると言はれる。
 有角神に仕へ、まづa一年と二か月そこで修行、bその後象徴的に神とやる c契約書を血液で書く。

 ヴォルヴァ 『赤毛のエイリークルのサガ』による。
紐付きの紺のマント(上からヘリまで宝石)を羽織り、首にはガラスのビーズの首飾りをする
子羊の黒の皮のフード(猫の白い革が裏地)
握りのある杖(真鍮の施された握りに、上から下まで宝石が付く)
ベルト(火口と魔道の触媒入れの袋が下げられてゐる)
靴 子牛革ファーで、靴の革紐は長く、両端には錫のボタンがつく
手袋 ぬこ革 裏地は白で毛が生える

 ムーンプリンセス妃弥子による魔女
 ブラウス(一族のエンブレムとなる刺繍付き)にベストは鋲(防弾の他金銭としても使用)とチェーン付、マント(フードなしの場合帽子を被る)、羊革の靴に夏は素足で冬は厚手の靴下、樫材のケーンと呼ばれる棒、袋(フリント等魔道の触媒を入れる)。


 セイズとかガンドとか
 ガンドに「狼」の義がある。なほ魔女は兎とか狼とか蟇蛙と関連すると言はれるが、フランスのハンター用語で、「ルペール」といふ呼称で「兎、狼の糞」を指したころがあったさうである。

 実吉達郎説で、「南米のネコ科の野生生物は何でも「ティグレ」」
 藤川隆男『妖獣バニヤップの歴史』によれば、1884年、オーストラリアのタンタヌーラ(tantanoola)でサーカス場から虎が逃げ出し、その辺にゐるといふ噂話が出た。のち1895年、捕獲してみると、外来種なんだけど狼さんだった。でもそのタンタヌーラのタイガーは、後タンタヌーラのくまモン化してゐる。

 鍼と関連する東洋のタイガー。「余」とか「除」とかの字に纏はる、「針で道などの経絡を突いて禍を除く」儀礼と、虎の着ぐるみを着て鍼治療を行ふシャーマン(東南アジアにゐる) 朝鮮では、ざっくり「針による魔道」があって、日本人が虎から習ったとか何とか。

 マジナヒ語体系
 呪的な方法で禍殃を齎すものマジに接尾語ナフ。漢字で「厭」もある。禍殃に対して能動的に当たる場合に使はれる。癒し系魔道でも使はれたよ。ふん。
マジワザ(蟲事) あー。マジの技術かなんか。
 マジコル 白川静説でマジを受けること。 広辞苑説では「マジに凝る」あう。
 マジモノ マジを為す場合に使ふ触媒(呪文とかマンドラゴラとか)。「蠱」の他「魅」が当てられる。ので精霊系を指してマジモノといふ。「マジュムヌ」は荒俣宏『シム・フースイ』で使はれた筈。
 マジナフの同義語に「マジクナフ」がある。「呪う」「悪口を言う」の意の方言で「まじく」があるのを知ってなほ、マジクナヒといふ日本語って実在するんかー。『日本国語大辞典』によれば、「まじくない」は長野県諏訪郡の方言。あとマジクナウ(「マジクノー」と発音するらしい)と言ったところが千葉県君津郡。

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