完結までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
今作も無事、エタらず事故や病気もなく最終話をお届けできたことに胸をなでおろしております。
※ネタバレ注意
前作の完結から半年近く期間が空いてたのは構想と書き溜めに四苦八苦していたからです(20話くらいまで書いて全ボツにして書き直した)
・動機
今作は普通の青春ラブコメでいこうと決めておりました。
現代ラブコメだから下調べ地獄に陥らない! 今作は文字数も抑えてテンポよく! 過去作の舞台設定を下地にしているから話も広げやすい! これなら早く書ける!
とイキっておりましたがぜんぜんそんなことなく産みの苦しみを味わいました。
いちゃらぶ中心も話を転がすのが難しく、脱落率もかなりあったのでくっついたらそこで一度幕を下ろして残りは後日談という形に分けてもよかったかなと反省。
・登場人物
清白芹香……初?の陽キャ主人公です。陰キャ作者に陽キャが書けるのか不安もありましたが、今までにいなかったポジティブなキャラ付けなためわりと書きやすかったです。
ヤンデレ一歩手前の激重愛情をナチュラルにぶつけてくるので『君こええよ』とたまに震えながら書いておりました。
黒川紫苑……合法ロリ出したいという前作の未練から生まれたヒロインです(厳密には成人していないと該当しないようです)。
見た目子供で中身クールというギャップが好きで初期のキャラ設定はそんな感じだったような気がするのですが、途中からクーデレ設定が消えました。
魔性の女っぷりが加速していったイメージが強い娘さんです。
クラスメイトたち……大きく分けて紫苑の友人枠とバレーチームの子たちですかね。
後者はバレーのエピソードを書くにあたって急遽作ったメンツだったのですが、わりとみんな書きやすいキャラになったと思います。尾花が個人的に気に入っております。
柿沼さんと藤原さんはもっと紫苑との絡みを書きたかったのですが、恋人編ではほぼ出番が無かったのが心残りです。クラスメイトの中では藤原さんがいちばん早くふたりの関係に勘付きそうですね。
メイン2人の家族……今回登場人物がやたらと多いのでまとめて書きます。紫苑パパはいろいろ切ない過去がある人ですね。育児が妻のワンオペで夫婦関係に亀裂が走るというケースはあるあるですが。
料理は紫苑に教わって上達しているので、そのうちお弁当も1人で作るようになってちょっと寂しい気持ちを紫苑は覚えそうです。
続いてフリーダムな清白家ですが、エリカは名前候補を『なずな』にするかで迷いました。結果的に猫の名前になりましたが。
出番はそんなにありませんが、あまりいないタイプの姉キャラなので気に入ってます。
なずなちゃんは糖尿病で通院しているという設定があったのですが、現実を思い出して悲しくなるのでやめました。
初対面の相手にもモフらせてくれる人懐こいおばあちゃんです。
お母さんは序盤と終盤にのみ登場する極端な出番の人です。芹香に似て茶目っ気があるお方ですね。お父さんは全然出す機会がなかったですね……
お店の人たち……イナバさんは知り合いがモデルです。厳しい上司役として出す予定だったので、不快なキャラ付けでないかバランスに気を使いました。真面目な働きぶりが評価されて、数年後は昇進していそうです。
スギムラくんやコモリさんはほぼ使い捨てキャラで終わってしまった……
スギムラくんはいちおう、何年か後もあのお店で副店長としてやってる設定があります。
最終回のみの登場となるコバヤシさんはいつの間にか生まれた人でした。紫苑と特に仲良くなれそうですね。
過去作のあの人やあの人……1作目からB視点の人と店長、2作目から学生時代の上里パイセンと神川さんがゲスト出演しております。
主役を食わない程度の出番に留めたのですが、店長はもう少し出してもよかったかなと。
神川さんは動かしやすさから、サブキャラの中ではいちばん出番が多くなりました。
もとの作品ではモブレベルの登場頻度なため、彼女を覚えている人がどれだけいるのか気になるところです。
・今回の謎こだわり
1話3000字以内にまとめるという縛りを設けておりました(過去形)
終盤は区切るよりまとめて発表したほうがいいという判断から文字数ぶっちぎってます。もう4作目になるのに未だにお話の引き算が下手です。
あと、今回の登場人物の名前or名字は植物が関係しております。
最初は色縛りでいこうか迷ったのですが(主人公カップルの名字的に)すぐにネタ切れになりそうなのでやめました。
ちなみに、今回のエピソードタイトルは本文中から抜粋する形でつけております。
サブタイ考える手間が省けるので楽かと思いきや、話に合った一文を探す手間がありました。
・反省点
キャラが多い割に扱いきれてない、更新頻度空きすぎ、書き始めるのが遅い、話の引きが下手、起伏が弱いといろいろ課題が残りました。
いかに限られた文字数でお話をまとめられるかの修練にはなったので、もう少し引きのある終わり方と文体のテンポを勉強してきます。
・今後の更新について
今まで通り、書きたくなったら書いて出していると思います。
・おわりに
お星さま、ハート、コメント、ギフト等をくださった方々、連載中はたいへん執筆の励みになりました。おかげさまで完結へとたどり着いたことに、心からの感謝を申し上げます。
それではまた、いつか。