いつの間にか3年めです。
恒例? となった1作目の番外編も上げました。
3年めを祝うだけのつもりが書きたい過去ネタが降ってきて長くなりました。なかなか更新できず停滞気味の1年となってしまい申し訳ございません。
完結してだいぶ経ちましたが、ぼちぼちpvがついていたりブクマが増えているのを見ると、見つけてくださった方や読み返してくださる方がいるんだな~と嬉しくなります。いつも応援ありがとうございます。
こちらでも恒例となった過去作の裏話みたいなのを書いていきたいと思います。今回は3作目についてですね。
構想自体は2作目書いてる途中あたりからあったのですが、題材的にまったく受ける気がしなかったのと調べる範囲が膨大だったこともあり大丈夫? これエタらない? と執筆までかなり悩みました。
皐月は自分の中で長らく温めていたヒロインで、彰子の褐色パーカースラックスデザインも気に入っていたのでやっぱり出したいな……と未練が残っていたのがきっかけだったと思います。書いて改めてSF作家さんのすごさを思い知りました。設定を練るのは楽しいのですが話を練るのが本当に大変……
問題児だった主人公が罪を背負って前を向く、のところまでは当初から書こうと思っていたくだりで、そこから恋を意識する展開にどう繋げていくかが難しかったと記憶しております。
なので中盤からの恋愛パートでは先生キャラの一人でしかなかった本田さんにかなり助けられました。キャラが勝手に動くってこういうことかなーと実感できたお方です。ありがとう。そして本編ではごめん。
以下、気に入ってるエピソードをちょろっと抜粋します。
『どうしてそんなに頑張るの』……このあたりから皐月のキャラが掴めてきたと思います。施設出身の子の進学の難しさを知って生まれたエピソードです。
『罪と罰』……暴力ってこんなに痛いんだね、を伝えたくて書いた話です。最初は怒りを燃やした山葉さんが振るった相手をビンタする、という予定でしたがDBは負の感情を抑制されている設定だったので抑えました。結果的にはこれでよかったと思います。
『隠せない独占欲』……ゆるゆる修羅場回です。彰子も本田さんも争いを好まない落ち着いた性格ですが独占欲はあるので、まったく気づかない皐月がかき回していくのが楽しかったです。彰子視点か皐月視点で書くかですごく悩みました。
正直完結できるか自信がなかったので、無事成就まで書ききれたときは達成感が半端なかったです。
最後まで彼女たちを温かく見守ってくださった読者様に深く感謝申し上げます。
それでは、また。