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適者短編processもできました〜

穏やかなクリスマスを迎え、映画をいっぱいみた倉部改作です。

いい映画を見ていた影響か、出す予定のなかったカクヨムWeb小説短編賞2021に新作を出せました。今回はSFとミステリーの中間地点みたいな作品です。

https://kakuyomu.jp/works/16816927859333360389

 この作品は、実に四年前に書いた適者という物語に、今の私の知識と経験で話を束ねあげたものです。
 この四年間での変化といえば、ノーラン作品にハマったこと、あと自分がれっきとしたプログラマーとなったことにあると思います。
 私はインセプションが大好きで、元ネタを追って円環の廃墟まで読んでいました。この作品を書く直前にS-Cryptoという作品を完成させりしたのですが、その時に感じた、私なりの物語を描くということ、夢の中の夢、という発想が、コンピュータをつくりあげた幾千の概念によって表現できるんじゃないか、というアイデアが頭から離れなくなり、半日で本文を書き上げるに至りました。
 マトリックス・レザレクションズを二回みて、メタフィクションやっぱり好きだなあと触発されたのもかなりございます。さらに劇場版呪術廻戦0を見て、呪いで描く純愛っていいなあって映画を二回見にいくくらい好きになったのもあります。素敵な作品たちが、この物語を後押ししてくれました。

 また会いたい。そう思っても、死んだ人は帰ってこないかもしれない。空想の中の人と、話せないように。でも彼らを思い出す限り、彼らはずっと、私たちに微笑みかけてくれる。それこそが、今の我々に与えられた最も幻想的な力、想像力なのだと、私は思います。

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