今日の執筆裏話のネタは、物語の舞台になっているセッテルンド大陸における名前と人種についてです。
ちなみに、執筆当初の段階では、主人公たちの名前は今と全く違っていました。
と、いいますのも、主人公たちの北部地域では、ロシア風の名前が使われているという設定だったからです。
寒い地域ということで、人種もロシア風の色素の薄い民族の設定でしたので、そのままの名前を考えていました。
しかし、書いていてふと思ったのです。寒いからロシア風ってのは、ちょっと少し安直すぎないか? と。
そこで、世界設定を少しいじりました。
ただ、人種はその地域に最適化されていると思っていましたので、地球を参考にそのままロシア風のままです。
そして、以下のような設定になりました。
北部地域:ロシア風の人種、イギリス風の名前
東部地域:中国風の人種、ロシア風の名前
南部地域:イタリア風の人種、イタリア風の名前
地名は人名の命名規則に従うものとしました。
ただ、これ、物語ならではの嘘も多分に含まれていまして。
人名というのは、その地域の文化や言葉に影響を強く受けるはずです。
で、だいたいの傾向なんですが、寒い地域の言葉というのは、あまり口を大きく開けなくても発音できるような仕組みになっている。
そのため、ロシア風の人種が住んでいる寒冷な地域であれば、そのままロシア風の名前が使われているのが理屈に合っている。
まあ、でも、これはあくまでもフィクションですから、あまりリアリティにこだわりすぎても面白くないと判断しまして。今回のような設定に落ち着きました。
なお、ものすごくちなみになんですが、実は手元にある原稿ファイルでは、もう最終話までの執筆が完了しています。
予約投稿機能を使ってカクヨムのサーバーにアップロードが完了していますので、今私に万が一の事態があってもきちんと最終話まではアップされるはずです。
ですので、もう少しだけお付き合いいただけると幸いです。