***** 慶子の両親の情事 *****
慶子の父親の今のご執心(異性などに深く思いをかけること)は、銀座のクラブ***プラネットのママ百合♡💛♥
さかのぼること8年前、あの当時まだ23歳の百合が、六本木のクラブミキにいた時からの付き合いなのです。
父の聡は、何とか自分の女にしたいために、「銀座に店を出してやる!」と約束したのです。
ですが?妻の手前そんな事も出来ずモタモタしている内に……………
一代で成り上がったIT企業社長に融資してもらい、銀座にクラブ**プラネットをオ-プンしたのです。
未練タラタラで夜な夜な仕事が空けると通っているのです。
一方の妻の朋美は、聡とは同じ医学部の同級生…………
朋美は厳格な家庭環境で育ち、勉強一筋の女の子だったのです。
瓶底眼鏡に、おかっぱ頭の冴えない女の子……
この容姿の為に、今まで男の子に声をかけて貰った事など皆無なのです。
そんな時に……
爽やかな、少しだけイケメンな、聡に声を掛けられ有頂天になり、付きまといやっとの事結婚して貰えたのです
又聡も何故こんな冴えない女の子と結婚したかと申しますと⁉
斉藤内科の近所に大きな総合病院が出来た為、斉藤内科存続の危機に直面………
何としても優秀な医者が必要だった斉藤内科………
両親の入れ知恵で優秀な朋美に近ずいたのです。
要は朋美を病院存続の為の道具としか考えていなかったのです。
その為、聡は朋美の事を、愛することが出来ず、わずらわしく疎ましく思うこともたびたびなのです。
愛情など有る筈もなく惰性で結婚した聡は、結婚しても朋美はそっちのけで浮気三昧……
朋美は浮気三昧の聡にホトホト嫌気が指しているのです。
{仕事が空けば私のことはそっちのけでクラブ通い、私の事などただの金儲けの道具くらいにしか思っていない}
そんな時にデパートの外商秀樹が、目の前に現れ親身に相談に乗って貰っている内に男女の関係に……
秀樹に夢中になり、法外な買い物をして、秀樹のノルマに貢献しているのです。
秀樹はと申しますと?売り上げが上がれば出世できるので、最初は{こんな年の離れたインテリ女なんか?}と仕方無く付き合っていたのですが?最近は、あか抜けて綺麗になった朋美に、少しずつ傾き始めています。
それと言うのも朋美は、元々スタイル抜群でグラマラスなボディー、瓶底眼鏡をコンタクトにしただけでも、随分と顔立ちの整った可愛い女性なのです。
秀樹は、微かに朋美と結婚しても良いとまで思うようになって来ているのです。
何故⁉そんな気持ちになったか言いますと?
現在はデパ-ト業界も存続の危機に直面しているのです。
安いロ-ストアーやネットショップの台頭……………
アウトレットモ-ルそれにイワンモ-ルなどの台頭……………
その為、過酷な現状に辟易しているのです。
秀樹は宮崎県の片田舎の地主の長男……………
現在の田舎の現状は病院不足・医師不足・看護師不足
朋美と所帯を持って、片田舎の病院不足解消の為に一肌脱いで、市の手厚い助成金などを活用して、広大な敷地もある為に病院経営も出来ます。
近くの診療所も長年にわたり院長を努めていた、お医者さんが亡くなった為、丁度人材を探していたところなのです。
たとえ病院経営がイヤでも片田舎の事、医者は引く手あまたなのです。
秀樹も父親の跡を継いで、不動産の管理を手伝って行けば何とかやっていけるのです。
その為、微かに朋美と💛♡♡……
朋美とは8歳違い朋美44歳・秀樹36歳
もちろん知性があり、優しいお姉さんのような朋美を愛し始めているのですが、それよりなにより、朋美といると過酷な現状を一瞬忘れられることが出来るのです。
そんな大人の事情をよそに慶子は、こんな愛の無い冷めた夫婦関係なんて
絶対イヤ……
父の気持ちも痛いほど分かるのです。
病院存続の為やむを得ず、両親の強引な勧めで母と結婚した事……
又母も夜な夜なクラブ通いの父を冷ややかな目で見ています。
愛する父に愛して貰えない歯がゆさ、辛さ、を見ていて痛いほど分かるだけに、
自分だけは絶対に、荷の前を踏みたくない!
絶対愛のある家庭を築きたいと強く思うのです。
その為、登の感情などお構いなしに突っ走り、登から引かれているのです。
朋美は、秀樹の結婚の申し出に気持ちを固めています。
{秀樹と共に生きていきたい}と強く思うのです。
そして慶子が、医学部1年生のある日……………
母朋美は、{もう慶子も医学部に入学した事だし、私の肩の荷も下りたわ!}
意を決して父聡に、離婚を切り出したのです。
「あなたもうお別れしましょう。」
「エエエッ何言ってんだ???慶子だっているのに」
「もうあなたとはやっていけません。――――!」
「何故⁉そんな?俺は口にこそ出さないが、お前を心から愛している!」
「もう遅いのよ!」
「許してくれ~❕❕❕ワァ~~😭😭😭」
「クラブにだって金輪際行かない!お前だけでいい!!お願いだ!ワァ~~~😭」
そして朋美は、出て行ったのです
その後慶子の両親は離婚して、朋美は秀樹と結婚……
ギリギリ男の子も授かって万々歳!
今は宮崎県の片田舎で秀樹は不動産の賃貸物件の管理などで大忙しの毎日
朋美は男の子も出産して子育てと田舎の診療所の院長として幸せに暮らしているのです。
実は慶子が、K大学を選んだのには、訳があるのです。
母は、こんな冷え切った夫婦関係では、慶子の為にも良くないと思い?
「お父さんとお母さんが離婚したらどう思う?」
「お父さんとお母さんが幸せじゃ無いのを見ているのは嫌❕だから、正直に生きて❕」
「じゃ~お父さんと離婚しても良い?」
「良いんじゃない!」
母が結婚したら九州に行く事が分かっていたので、大学は絶対に九州にしようと決めていたのです。
母のいる九州に行きたい、その一心でK大医学部を受験したのです。
いっその事、九州で一生過ごしたいとまで思う今日この頃なのです。
ですが?父の病院を廃業させる訳にもいかず、やむを得ず父の跡を継いだのです。
章と結婚した後も可愛い弟に会いたくて、頻繫に九州の母の元に通っているのです。
その為、章も頻繫に里帰り…………
章の両親もあまりにも頻繫に帰って来るので「暇でも出されたんじゃないのか?」良からぬ心配を……
続き
2525