***** 司の家系 *****
司のおじいちゃん勲は、
後妻真知子の死でショックを受けて、一時は到底立ち直れないのでは?
との心配をよそに徐々に立ち直って行ったのです。
そして真知子の死の真相が徐々に分かって来ました。
実は真知子の料理には、よく紫陽花の🌺花が飾られていたらしいのです。
それは真知子が、無類の花好きだからです。
真知子が亡くなる1ヶ月前くらいからは、以前にも増して、ご飯に混ぜたりしてあったらしいのです。
幸代は「あれは、梅干しを細かく切ってご飯に混ぜた、梅干しご飯です。」の一点張り
あれは確か6月の紫陽花の咲き誇る頃……
真知子は、命を落としてしまったのです。
あの時、家を仕切っていたのは確か幸代……
警察の取り調べでも……
「紫陽花の葉には、毒性が強い事を知っていて、お前がお手伝いさんに入れさせたんだろう―――!白状しろ❕」
「違います!奥様が無類のお花好きですので?料理の飾り付けに、やむを得ず飾らせたのです。でも紫陽花の葉は絶対食べていないと思います。」
「確かに毒性は強いが、死亡例は報告されていないらしいが?」
今となっては、真知子の死因は、何だったのか?はっきり分からないので?幸代におとがめ無し
一件落着となってしまったのです。
誰が犯人か分かりませんが、「監視不足だ―――!」勲が烈火のごとく怒り……
「幸代お前まさか?真知子に毒を盛ったんじゃないか?」
「違いますそんな……人殺しなんか?絶対に違います。!!」
幸代が、嫉妬に狂って殺してしまったのか?
犯人は一体誰なのか?
司は今28歳……父親の弁護士事務所で若手弁護士として活躍しています。
慶子がもう結婚したと言うのに、まだ慶子の事が忘れられません。
実は、司の一途な性格は、厄介な家庭環境にあるのです。
子供の頃から男女のドロドロした関係を由紀おばあちゃんから散々聞かされて来た司は、人間不信で余程気を許した女じゃないと、付き合うことが出来ないのです。
その為慶子とは、唯一気の許せる唯一無二の存在なのです。
それと申しますのも⁉
父親の本当の母は?……
「何故⁉真知子を⁉真知子が何をしたと言うのだ❕」
「私は22歳からあなたの為に、何もかも犠牲にしてあなたに尽くして来ました。
親が持って来た縁談も、あなたが止めてくれ!と言うから断って来ました。それなのに⁉あなたは、あの花柳界のまだ若い19才の女なんかと息者者と結婚したじゃありませんか?……私はもう35才 私の人生返して!ワァ~😭私をただの愛人として飼い殺しにする気!」
「仕方が無いじゃないか!剛がお腹に……」
「誰の子か!分かったもんじゃ無い!あんな花柳界の女なんか」
「いい加減にしろ―――!」
何故⁉あんな事を?
そして修司は誰の子供なのか?……
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