***** 司と登 *****
同じマンションの生徒会長司は、最近登を無視…………
「司どうしたんだよ⁉」
「……」
「なんか変だよ最近?」
「……」
「何か言ってくれよ!」
「それなら言うけど俺、慶子と付き合っていたんだ、それなのに最近俺を避けるから問いただしたら、登が好きだから別れてって言われたんだ―――酷いヨ~俺の彼女まで取る事無いだろ⁉自分は何人でも女がいるくせに!」
「違う、違う、俺だって困ってるさ、今度慶子に話してみるからさ」
「分った」
今日も慶子に、誘われ慶子の豪邸に…………
「司が、慶子の事好きだって、どう思っている?司の事」
「司はどう思っているか知らないけど、生徒会役員達だけで集まって、グループ交際していただけ、良い人だから友達として付き合っていただけなのよ」
「俺困るんだ~司は大事な友達だし……モメたくないだ!じゃあ俺の気持ちだけど?俺サッカーの事で頭の中一杯だから、今誰とも付き合いたく無いんだ、だからもう会わないから!」
「いやいやそんなの絶対ワア~😭何故⁉酷すぎる!」
「泣かないでくれ、司が怒ってるし~又慶子とエッチだってもうこんな事、誰かに知られでもしたら?」
そして登は慶子とは、一切連絡を取らなくなったのです。
**サッカー部員との付き合い**
今日もみっちりしごかれ友達と登は、サッカー練習も終わり、サッカー仲間数人と
「登は良いよな、何人女がいるんだ~?」
「本当だよ、俺なんかまだAもしたこと無いのに~」
「アッ 俺も一緒」
「羨ましいな~どうしたらそんなに女を釣れるんだい?」
「それが大変なんだ、全然だよ‼好きな人には振り向いてもらえず⁉」*
「今度他校の女子と合コンでもやろう⁉」
「登が、女調達頼んだよ‼」
「私立白樺女学園可愛い娘多いよね」
「俺あの白華女学園の女子達に1票」
「そうだお嬢様学校だし間違い無い 俺も1票!」
「俺も白樺女学園に1票!」
「我が校の王子頼んだぞ!!!」
「まあ仕方ない付き合いだから一肌脱ぐか」
日本屈指の進学校慶成学園の進学先は、東大 京大などに、半数近くが進学する最難関高校なのです。
慶成学園の生徒と知れば、大概の女子は喜んで付いて来るのです。
オマケに超美形の王子様とあれば尚更、カラオケや原宿等に、男女10人位で繰り出し大騒ぎ青春真っ盛り……青春を謳歌しています。*
そんな中、愛する義母が車で出掛けようと車を発車、下り坂を勢いよく加速して、真っ逆さまに崖の下に落ちて即死!!!!!!!
管轄のベテラン刑事田中と新米刑事山田
は、慌てて現場に急行……
「こんな見通し良い場所で急加速⁉怪しいな~おい車のブレーキ痕とブレーキの不具合を急いで調べてくれ!」
「はい今急ぎで調べに出しています。」
「それにしても綺麗な仏さんですねー」
「まあそりゃ~そうだが⁉バカ野郎そんな事よりも、しっかり仕事しろ!」
頭をかきながら「テへへは~い」
事故なのか⁉事件なのか⁉両面で調べる必要があるな~!それにしてもこの美貌で、タワーマンションに住む一流企業のエリ-ト夫人、絵に描いたような家族だが?お金絡みでもなさそうだし?男関係も調べる必要があるな~⁉」
「なんか華やかな人間関係が絡んでそうな?ワクワクしますね~テへへ」
「このバカ😣人の生き死にをなんだと思ってるんだ!父親の縁故で採用されたらしいが?本当にこんなのが付くと参っちゃうな~」
「縁故の事は言いっこ無しですよ…おやっさん😣」
実は新米刑事山田は、三流大卒でおまけに、あらゆる企業を受けるもことごとく失敗、仕方無く父親の縁故で就職したのです。
本来ならば、ある程度の実績が無いと刑事にはなれないのですが?
父親は東大卒キャリアの切れ者で、52歳で警視監に…………
異例の出世を果たした、生え抜きのエリ-トなのです。
その為、溺愛する1人息子ゆえに、警視監の父の鶴の一声でコネ入職出来たのです。
ベテラン刑事の田中も頭を抱えています。
「あんなバカ足引っ張るだけじゃないかな~困った困った(>_<)」
続き
1705