• 異世界ファンタジー

転校生N 1話

*** ニュ-ヨ-クでの幼少期 ***



「おいチビ😣目障りだ❕どけ――」

現地の同級生の巨体、日本の漫画ドラえもんのジャイアンタイプのトムが、わざと思い切りぶつかってきて、登を押し倒しています。

いつも散々酷い目に合っている登ですが、今日も…………

ワッワ~~~ン(´;ω;`)ウゥゥ😭

「へッへへ~ジャップジャップ😜」

「キモインダヨ~😆」

「何だと~😰」やっとの事、恐る恐る言い返しますが?😢


又給食時間のある時は、ピザの上にチョコレ-トミルクを……

「最高に美味しいゾ~」とぶっかけられて「ワ~~ン(´;ω;`)ウッ…😭」

「ウッフフ」

悔しくて悔しくて、何とかいじめから抜け出せないものかと独り😞考えあぐねている登なのです。🤔

チクショ――今に見ていろ―😡

    

     ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



世界最大級の都市、人々を魅了してやまない都市・ニューヨーク。セントラルパーク、美術館、最先端のファッション、フード、ギャラリー......。

今なお世界の最先端を走り続ける、眠らない湾岸都市ニューヨーク……


この都市にやって来たのは小学4年生のまだ肌寒い春先
父の転勤の都合で、ニューヨークに引っ越して来た登は現地の小学校に編入



最初はチンプンカンプンで、何も分からなかったのですが、日本人の生徒も同級生に、1人から2人いるので、片言の英語で話す内に慣れて来て、すぐに言葉の壁も突破!


只完全なアウェイ状態の登達は、今日も悪ガキ数人にかこまれ散々な目に合っています。                             
2年前に父の転勤のため、日本からやって来た博史とは同じクラスの唯一の友達……


ボスのトム⋰さらにやせギスの気の弱そうなローリー⋰がり勉のサム達が、いつものように――― 
「ジャップ、イエローモンキー」 

「ジャップ ジャップ キモイ!」 

「そばによるな!ジャップ黄色がうつる!」 


いつもはやられっぱなしなのですが、博史は最近アメリカでも人気の柔道の、帯の色が緑に変わり気が大きくなり…… 

「何がジャップだ、ブタ野郎」 

登も最近身長が伸びたせいもあり博史と一緒に…… 

「バ~カ、デブ、ブタ、ソバカス野郎 気持ち悪いんだヨー」 

「なんだと~生意気な~ヤッツケロ―」 

「ちょっと待ったずるいだろう3人対3人で勝負だ‼明日もう一人連れて来るからさ~」 

「よ~し明日決闘だ」 


あくる日の午後の公園で、クラスの違う同じ日本人の拓也と登と博史3人一緒に、「オイ決闘だー」 

トムとローリーそれにサムの3人も 「掛かれ――」 

「あのデブのトムからやっつけよう」 

「ヨシ勝負だ」 (ボカボカ💣Ψ😣 ガシッガシッ🌤⚡ΧドカンドカンΧ☠(◎_◎;)) トムは、コテンパンにやられてギブアップ😫 

「よ~し後はヘナチョコ2人だ‼やっつけろー」 そして日本勢が勝利したのです。*                           

色んな事がありましたが、トム達とは、その後すっかり仲良くなり、可愛い子や好きな女の子達のスカートめくり「キャ-何するのヨ―――
もう😣 マチナサ~イ*   (ー_ー)!!」

「逃げろ―」

「ベ――ダ😜」

振り向いて欲しいばかりに、歯がゆさの裏返しで、わざとヤンチャをするのです。


又皆で手紙を書いて振られた事や、返事が返って来なかったことなど、思い返せば切りがありません。


そう言えばこんな事がありました。

トムは、クラス1の美少女エリーに、手紙を出したのですが???

〔💌僕は、バラの花のような🌺エリーの事が大好きです。💛💛💛僕のシンデレラ💋愛するエリーどうぞ僕の胸に(。・ω・。)ノ♡♡♡〕

「俺の力作どうだい⁉」

「トム!チョット…やり過ぎ、キザ過ぎ!!!」

「な~んだヨ~これ~トムのがらじゃ無い止めときな!!!」

「良いんだヨ!良いんだヨ!ハ-トを打ち抜く為なら💛💛大袈裟に😍フフッフフフ フフフ アア返事が来るのが楽しみだな~(^^♪」

『トムお手紙ありがとう!トムの事はお友達として好きよ!でもね、私は太った男の子は嫌いなの‼男の子としては対象外!だからごめんなさ~い』

「ワァ~~~ン😭」

「トムだから……チョットキザ過ぎ!!!柄じゃないから~❕」

「だ か ら???……」

「トム泣くなヨ!まだハッキリ嫌われた訳じゃないから」

「そうだよ!明日から皆でグラウンド10周だ」


「ハアハア💦ハアハア💦もう無理!無理!」

「頑張って!」

「よう~し頑張るぞ~エリーのためだ!」


小学6年生のある日のこと……

クラスでエリ-ちゃんに「トム最近カッコイイヨ !(^^)! スリムになったんじゃない⁉」
とわれて気を良くして告白しようと、後を付けたのです。


すると、学年1の美少年ジョンと一緒に、手をつないで帰って行くではありませんか!

「何だよやっぱりこんなブ~の僕なんか 僕なんか ワ~~~~~ン😭」

「トム元気出せ!」

「エ~~~~イヤケ食いだ(◎_◎;😆)」

「ようしハンバーガー店に直行だ!」

「今日はハンバーガー解禁パ-ティだ!」

ハンバーガーをたらふくやけ食いして、トムの初恋は終わったのです。
折角スリムになったトムですが、振られた腹癒せにやけ食いして、あっという間に元のジャイアンに戻ってしまったのです。


博史も思いを寄せているアンナに、手紙を出したのですが⁉
「ジャップ嫌い!」と無造作に走り書きした紙切れが下駄箱に入っていたのです。

「酷い!バカにして!ワ~ワァ~~ン(ノД`)・゜・。😭」

「アイツやっつけてヤル‼俺にまかせろ!」


あくる日トムが、「アンナ博史に謝れ‼何がジャップだ!お前この前の算数のテスト0点だっただろう!バカな癖して!10年早いワ~ 博史と登は、100点とかざらなんだぞ~バ~カ😜」

登が「待った!待った‼ 違う! 違う!! それを言うなら100年早いだぞ
~!」

「エヘッ かたいこと言うなよ😅」



「ナニヨ~あんたもバカでしょう!私もしっかりと見ました。15点のくせに!バカ、バカ、バカ」

「テへへへ」

「ちなみに私20点でした。ハイ私の勝ち~」

アンナも博史達の頭の良さに感心、ジュニアハイスクールの頃からアンナと博史は付き合い出して、現在2人は結婚したと風の噂に聞いたのです。⋈◍。✧♡。✧♡


女の担任リンダ先生は、32才で体重100キロの巨体おまけに顔は、まん丸、鼻があぐらをかいていてブタそのもの……

その為ブタゴリラとあだ名を付けたのです。     

クラス1のワンパク坊主が、ホームルームの時間にふざけてブタゴリラと言い出し、大合唱になり
「いい加減にしなさい。」 と散々注意したにもかかわらず、おさまらず……

先生が、泣きながら走って職員室に!

その後ろ姿のこっけいなこと、まるでゴリラにカツラを被せ、服を着せた動物園のアイドルゴリラそのものだったのです。🦍                              

体育の先生は、30才の男の先生、目が落ちくぼみ青白い、フランケンシュタインそのもの……

その為あだ名はフランケンシュタイン、他にも色んな先生にあだ名を付けてふざけたものです。*                              


又夏休みには皆で家出を決行!

一昼夜皆で遠出をして、廃墟となった家にもぐり込み、幽霊屋敷のようなこの廃墟を探索****

夜には皆で肝試し大会・。*皆キャーキャ-\(◎o◎)/!💦うるさい!うるさい!

一番肝の座っていそうなトムが「お前たち何だよこんなこと位で😆(ー_ー)!!」と息巻いて出て行ったのですが⁉

「ギャ――😫.。o○」余りの怖さに泡を噴いて倒れてしまったのです。

「な~んだよ トムは口ほどじゃ無いな~!」

「本当だ!本当だ!フフフッ」


トムの手当てをした後、急にお腹が空いたので、なけなしのお金で肉でも買って来て焼こうと、火を起こしたところ、火が引火してあわや大惨事!


余りの煙と火の粉に近所のお婆ちゃんが怒鳴り込んで来て散々怒られたこと……


又図体に合わないノミの心臓の太っちょトムだけ、怖くて何処かに隠れていたら、重さの余り廃墟の床がメリメリ音を立てて壊れて、散々怒られたことなど……


その後家に招いて貰い、美味しい御馳走を、タラフク食べさせてもらったこと…


又廃墟で皆で眠った時の、歩道を歩く大人達の口喧嘩や、不良達の怒鳴り声……

野良犬や野良猫等が、住み付いていて怖かったことなど……

思い返せば切りがないほど、色々ありましたが、ニューヨーク生活もまんざら捨てたものでもなかったのです。


そして中学3年生で日本に帰還 
続き*   

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