こんにちは、桜部です。
色々とお話したいことは山ずみですが、今回は『僕らの願いは月に咲く』という作品についてお話したいと思います。
桜部の中で一番の超大作でもあるこの作品。桜部は『ねがつき』と略しております。
そんなねがつきも、第3章が幕を開けようとしているので、今日はキャラクターを振り返ってみたいと思います。
多分長くなると思うので、気長に読んでいただけると。
第一章の前に、蘭月達についてお話しましょうか。
もとは、今から2年ほど前にこの作品を構成したのが始まりです。
その時の主人公は蘭月では無く紫蘭でした。
今でも影の主人公だと思っていますが、紫蘭は当初あんなにひねくれ者では無かったんです。
髪も長髪の予定でした。
けれど、紫蘭の視点でえがく時、どうしてもあの館絡みで話が進む事になります。
そうなるとかなり、かける幅も狭くなるんですよね。
それこそ、アーカディア王国篇なんかでは、あの人全然出てこなかったですし。
モルカとの出会いも、紫蘭が主人公だったら書けなかったと思います。
そんなこんなで、新たな主人公の枠に立っていただいたのが蘭月です。
色々な意味を込めて、彼女という人格を作り上げましたが、やっぱり一番は誰かに寄り添える人であって欲しいという思いですね。
蘭月はこの先も色々な人と出会って、色んな戦いに身を投じる事となるはずです。
そんな時、一緒に戦ってくれる人や、その相手の心に寄り添える彼女が、一番主人公なのでは無いかなと。
彼女にはまだまだ沢山のものを見て、沢山の事に触れて貰いたいです。
ちなみに、蘭月の正体やその他もろもろは既に決まってます。
それが明かされるのはまだ先になりそうですね。というか多分明かされる時はかなり物語も終盤だと思います。
蘭月の正体は一体何なのでしょうね、是非予想してみて下さい。
胡蝶蘭をえがく時に何よりも大切にしていることが、『彼は一番人間らしい』という部分です。
すぐに悩んだり、八方塞がりになったり、感情剥き出しになったり。
色々な点で胡蝶蘭が一番人間なんですよね。
というか、彼以外は基本人間として大切なものが抜けているというか、良い意味で人間らしくないというか。
なので胡蝶蘭にはとことん人間臭い部分を出してもらいたいです。
それこそ第3章では、それが存分に見れるかなと思います。
彼なりの葛藤が少しでもえがけたら良いですね。
最後に鈴蘭。
彼女は高校生で、館のメンバーの中では一番新米です。
が、実は鈴蘭が一番強い子なんですよね。
第一章を見ていても分かるのですが、自分の思った事ははっきりと伝えているんです。それがたとえ紫蘭であっても、胡蝶蘭であっても。
けれど他人を尊重する部分は尊重したり、何より決してめげない心を持ってる。
それはきっと、彼女がこれまでの人生で沢山苦労してきたからなんでしょう。
人生経験が四人の中では一番あるって事ですね。
鈴蘭がどうして胡蝶蘭の事を好きになったのかは、第3章で明らかになります。
ここも、彼女らしさが出ている場面ですね。
普通の人なら「え、そんな所で!?」と思うような些細な事だったり、逆に誰も気づいてなかったいない部分だったり。
とにかく視野が広いんです、彼女。
鈴蘭の活躍ももっといっぱい書きたいですね。
と、言うわけで長くなりましたが今回はねがつきのキャラクターについてお話して見ました。
……え?カトレア?
彼女については、触れない方がいいでしょう。
というか、全身がネタバレで出来たような魔女ですし。
次はねがつきの第一章、殺月襲来篇についてお話出来ればと思います。
ではまた、お会い出来る事を願って。