2017/02/14 長文
わざわざ僕の近況ノートを読んでくれる方は知っていると思いますが、僕はレビューだとかに対して返信してません。それにはいくつか理由があって、まあ、くだらない理由です。で、こういうと「お前はくだらない理由でお礼すら言わないのか」となる。ならなければ嬉しいです。
じゃあ、なんでこんなことを書いているか。
だいたいお察しかと思いますが、レビューに対する返信をほぼ初めてします。気合い入ったレビューをもらったからとかメッセージ的なものを受け取って「わー」ってなったからとか、そこあたりがないと言ったら嘘にはなるんですけど、いちばんの理由は悪いところ(と書くとたぶん本意とずれるんでしょうが)を書いてもらったからです。他の方を蔑ろにしているつもりはないので本当にご理解のほどお願いします。
なろうでもちょっとクリティカルもらってたのと、あと、もうすぐ完結から一年経つってのもあるんで、その、勘弁してください。
で、この流れだと熱い反論が飛び出すんじゃないかとハラハラドキドキしている人がいますね? いませんね。そういうのはないです。これはめちゃめちゃ単純な理由なんですけど、そういう意見をもらう場所は自分でも「なんだかなあ」って思っているところが主だからです。
前置きが長い。
それじゃ行きます。
1,93万字ってなんなの?
まあこんなことは書いてないんですけど、自分で思ってるんでご容赦ください。
で、ですよ。僕もね、どうかと思うんです。僕の場合、400枚だったらフルで書いて12万字くらいです。600枚だと18万字くらいかな。一つのお話としてそれくらいにしたほうがいいんじゃないのって考えてます。だから氷月さんとほぼ同意見なんですね。(人気作家とかだったらまた別なんでしょうけど)
じゃあどうして怒濤の93万字を? これは僕がウェブ小説に対して誤解していたところがあって、ウェブ小説という媒体はどれだけ長くてもいいんだな、みたいに思ってたんです。なろうとかだと100万字とかざらなわけですから。
でも、よくよく観察してみるとそうじゃない。ウェブ小説の大長編ってわりと中短編で話にけりをつけつつ進んでるんですよね。
それを勘違いした僕は100万字くらいで話を考えました。で、その最たる弊害が一章でして、絶対にやりたいことをやると一つの話としてとても弱くなってしまうんですね。その上でカタルシスを生み出すとなるとなかなか難しく、もう少しなんとかなったんじゃないかなーって思ってます。
2,元いた世界は?
これは確か1~2万字くらいで冒頭にほんの少しだけ書いてたんですけど没にしました(書いていたと言うほどの描写はないです)。完結後でしたかね。レビューの文脈だと「なんで書かないの」的な意見ではないと思うんですけど、ここあたり難しいですよね。素直に主人公を現代日本人にしてたらまったく問題にならないのに。ひねくれてました。
3,シリアス
公募用はだいたいシリアスなのでこっちが素といえば素なんですけど、ウェブに投稿しているやつをみると反動がでかいなあってなります。
4,三章
一つだけほぼ会話文なしで進む話があって、今にして自分は何に挑戦したかったんだろうと笑ってます。サブタイトルをセリフにしてるのに。
5,フェン
で、ここからが本題ですね。
書いているときに自分で考えてたことを言われると「ヘーイ!」ってなんか嬉しくなります。三章はある程度しょうがないとはいえ、もう少しなんとかしたかったです。かなり後悔してますね。エピローグも7000字くらいカットしてるんですがたぶんいちばんフェンが損してます。
いつか推敲するときが来たらこれに関してはなんとか解決したいところです。難しいところではありますが……。
6,ジオール
最近「なろう」でも似たような指摘があって、それ以前に自分でもジオール消化不良だなっては思ってました。で、これに関しては言い訳にならない言い訳がありまして、『罪人のレプリカ』は四章構成で書き始めてたんです。だというのに、途中から頭の中で五章作ってたんですよ。で、そこでジオールともう一個大きいの回収しよう、とか思ってて、でもよく考えると四章できっちり終わるし、それ以降蛇足になりそうと考えて、結果こうなりました。
結論:おっしゃるとおりです。
7,ギルデンス
これ、たぶん、四章前半に会う必要ないんですよね。そしたらそこ削って、三節目でディータとヨムギ、ついでに三人組とかと会わせると……あれ? こっちのほうがいい気がしますね……。
8,最後に
1年前に完結したこれだけ長い話を読んでくださり、そして、こんなレビューまでもらえるとは夢にも思っていませんでした。また、悪いところ、違和感があるところを指摘されるのは正直にとても嬉しいことで、とても感謝しています(じゃあ、今すぐ直しますね、ってのも難しいのでそこはちょっと許してください。僕自身いつかきっちり直したいというのはありますが、大規模工事になりすぎてなかなか……)。
メインストリームではない暗い話で、「バブルのときはホラー」理論からすると読まれにくい話です。削るべきところもきっとたくさんあって、至らない点もあったとは思いますが、ありがとうございました。
今回、こうしてお返事する形になりましたが、星やレビューをくださった方だけでなく読んでくださった方みなさんに感謝しております。
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7/22
『罪人のレプリカ』、読了していただけた方がいましたらありがとうございました。92万字を読んでしまうその力強さにお礼の言葉しかありません。
さて、この話は「小説家になろう」にて2014年12月から2016年3月まで投稿していたものをちょっと手直ししたものでした。冒頭に関しましては「これ、どうなんだろ」って思っていたところにアドバイスをいただけたのでまたがらりと変わった次第であります。
既に別サイトで公開してあるものを小出しにしていく、というのはなかなか背徳感がありましたが、そこあたりは目を瞑っていただけると大変ありがたいです。
たぶん10年ぶりくらいにこういったファンタジーと向き合いましたが、やっぱり難しかったですね。とはいえ、好き勝手にやれたのはとても楽しかったです。
内容について積極的に語るべきことは特にないので、取り急ぎこの辺りで失礼します。
では、あらためて、ありがとうございました。
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7/14
『罪人のレプリカ』は第四章でラストです。分かりやすく最終章って書け、そういう話ですが、最終章って書くのがいやだったので数字にしています。
更新は一節ごとに土曜、火曜、金曜と。
読んでくださって、また、ありがたいことにレビューまでいただけて本当に感謝の一言しかありません。
ではよろしくお願いします。
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6/8
すべての編集が終わり、アップロードが完了しました。ひとまず第二章は変わらないペースで投稿して、それから、多分一節ずついい感じに上げて行くと思います。
誰かにお勧めしてくれる方がいたり、この長い話を最後まで読み切ってくださってる方がいたりして、それだけで心がぽかぽかとします。
カクヨムがあったおかげで先延ばしにしようとしていた誤字脱字のチェックとかそういうのをできたのでラッキーでした。
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5/27
今、第三章分の編集がほぼ完了したところで、第四章の編集が終わり次第一気に投下します。深夜、予約更新を駆使していっぺんに、といった方法なら他の人の迷惑にならないのでしょうが、あえて見せない選択肢をとれるほど鋼の精神を持っているわけではないので、いい感じに。
もし最後までおつきあいしていただける方がいたなら、先にこの上ない感謝をお伝えしておきます。
では、どうもありがとうございました。
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5/10
明日の20:30頃の更新で一章は一区切りです。
この話を書いてから一年半以上経過していますが、それほどの月日が経ってもまだ客観的に読めない部分が多く、ままなりません。ぼんやりともう少し短くすべきなのかなとは考えていて、ただ、WEBにはページ制限がないため、どこを削ぎ落とすべきなのか判断がつかないのです。今できることはそのような状態でも読んでいただける方がいると願うことだけです。
さて、明日の更新後は幕間と称して第一章第五節あるいは第二章の初めに当たる部分を投稿していきます。当初は更新ペースを緩めようとも考えていましたが、継続していくかもしれません。
そして、もう一つ、どれだけこのスペースを読んでいただいているか分かりませんが、申し訳ありません。十八万字という長い話を投稿し、そこからさらに六万字程度の中編をアップロードしようとしている中で言うことではないのでしょうが、第二章がこの物語の出発地点で、なので、どうか読んでいただけると幸いです。
ちょっとした考えのもと、宣伝等をまるでしていない私がこう言うのはおこがましいかもしれませんが、一人でも多くの方にお読みいただけたらそれよりうれしいことはありません。
では、ありがとうございました。
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4/29
第一章前半戦が終わりました。ここまで10万字、世の中には10万字で世界を救う話もあるというのに、ニールとアシュタヤが仲良くなっただけです。そして後半、ニールはアシュタヤと仲良くなります。何を言っているか分からないかもしれませんが、第一章はそういう話です。
一つの話を作るのに15万字くらいが限度かなあと考えてはいるのですが、それを結構オーバーしています。長い目で読んでくださると助かります。
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4/27-
キャッチコピー模索してます。
タイトルが硬いので(変更するつもりがないので)とりあえず話の枠組みを伝えるものにしていたんですが、どうにも訴求力がない。奇抜なものの方が「おっ」と思わせられるのでしょうが、ストーリーラインと合わない。
そういった諸々のことを考えつつ、しっくりしたものが入るまでいろいろ試してみましょう。
とりあえず、未来の自分にエールがてら使ったやつとその感想をここにおいていきます。
〇4/18-27
『近未来、超能力者の少年が魔法の存在する世界へと送り込まれた――』
ザ・説明文。よく考えたら「お、近未来の超能力者が異世界に行くのかー!」みたいな人少ないからそれほど機能してない。
〇4/27-28
『この世でもっとも幸福な35.8℃』
急速暫定版。第一章のタイトルからつけたけど季節設定が晩秋だからだいぶ温かいね、ってなる。でも、「表面の付き合いじゃないって意味だよ」って言うとすごい深い感じになって不思議。今考えた。
数値を出せばそれっぽいだろ、という文系脳の末路。
→あまりに抽象的ということで暫定版は暫定版となりました。
〇4/28-5/24
『僕はきっと、きみを守るためにこの世界に来たんだ――』
キャッチコピーという名称に惑わされてはいけない、これはあくまで宣伝文句……という考えのもと、ネタバレにならない台詞をチョイス。公開分、五話でも似たようなこと言ってるから問題ないと判断。
そもそもこの三十五字で話を表現するには限界がある。で、この話の中心にあるのは何かと考えたとき、やっぱりニールの関係性が来る。次点が、
・ニールの特殊性
・魔法のある異世界
・魔王や勇者などの存在しない世界
・不安定な国における内乱
などなどで、入れたいのも山々だったけど、ここはもうアオイホノオ理論ですべてをばっさり切りました。自分で考えたって言うわりには明らかな影響が見て取れますがご了承ください。
〇5/24-5/25
『超能力者の少年は三本目の腕で魔法へと立ち向かう――国の存亡を賭けた物語』
一話目のPVが硬直していたため変えたものの長い。けど、一度ストーリーラインの説明に戻ってみるテスト。
上記四要素のうち三つをふんだんに盛り込んでみよう、ということで。話数(文字数)からして新規に読んでくれる人が日に日に少なくなっていくのは明らかなの困ったさん。
〇5/25-
『魔王も勇者もいない、人の敵は人間だ――ある国の存亡をめぐる物語』