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レビューこぼれ話 「コタツ・トリップ」作者:佐藤踵さん

コタツ・トリップ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888125942

冷めやらぬ情熱が暴走し、自分のレビュー史上、一番といっても良いくらいに偉そうな語調でレビューしてしまった……。

キャー! やってしもうたー!

ほんま、堪忍やぁ。わし、好きな作品扱った話みたら浮足立ってまうねん。心うっきうきのワックワクなってまうねん。
ほんま、好っきゃねん。やっぱ、好っきゃね~ん。

さて。

佐藤踵さんの作品を見るのはこのコタツ・トリップが初めてだったのだけれど合わせてこちらも読ませて頂いた。

オスのししゃも
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888112567

いや、逆だったか。

「オスのししゃも」を読んで作者に興味を持ち、「コタツ・トリップ」で電撃を浴びせられたってのが正しい順番だった。

私は良い作品や創作者の実りあるつぶやき(近況ノート)とか見ると、創作熱が疼いてポポポンッとネタが浮かぶ事があるのだけれど(ある方の近況ノートでまさしく私と似た状況に至っている方がいてウヒヒとなった)、今回もまた触発されて、「口無し男の思考遊戯」というアイデアを思いついた。その大まかな内容はいつかまたこぼれ話のこぼれ話としてウダウダ書くとして。

そのアイデアに至る最後の一押しとなったのが、佐藤さんの「オスのししゃも」と「コタツ・トリップ」だ。

「オスのししゃも」内では少年のある心情が描かれている。その心情はカクヨムユーザー、もしくは創作者である誰もが(というと大げさかもしれないが)ある種感じ入る内容なんじゃないかな。

そして「コタツ・トリップ」はある作品群の存在を思い出させてくれた。その作品群ってのは、うん。国語の教科書の事だ。あー、国語の授業って好きだったな、授業で習うより何ページも先を読み進めちゃったり、「この時の主人公の気持ちはどんなだったろう」なんてチャイムが鳴っても考え続けちゃったり。
そういった少年の日の思い出が蘇ってきて、創作熱がポポッと弾けた。

きっと皆も良い影響を受けるだろうな。本当、おすすめです。

佐藤さんのこれからにも注目したい。







4件のコメント

  • 初めまして。

    近況ノートにも、わざわざご報告頂きありがとうございます。
    失礼だなんて、とんでもないです。
    そして、偉そうだなんて感じておりません。

    二作品とも、読んで頂きありがとうございます。
    本来私は、読者さまに想像の全てをお任せしたいと思う人間で、自分の作品についてつらつらと語るのは苦手なのですが、甲乙丙様の情熱に心打たれて少しお話させて頂きたいと思います。

    〝コタツ・トリップ〟
    私も幼少期、あの作品に心奪われた(苦しめられた)ひとりでした。
    クラスでは、どちらが正しいのか、や、登場人物の心理考察、などの作文を書いた気がします。
    そして、この作品に入って二人と話したい。とずーっと思っていました。なので私が行くのではなく、招いた、という次第です。
    十年以上経っても、そんな気持ちにさせるヘッセは素晴らしい作家だと思います。私はただただ、拙文を通して敬意を表することしか出来ません。

    〝オスのししゃも〟
    きっとコタツ・トリップを期待して読まれたら、かなり裏切られますよね。すみません。
    これは幼少期の劣等感を描きたかった作品です。甲乙丙様の考察通り、物書きの私自身の気持ちも入っているかもしれません。

    拙い作品であったかと思います。しかし、とても深い部分まで読み解いて頂けて、嬉しく、幸せです。ありがとうございます。

    〝口無し男の思考遊戯〟もし執筆された際には、必ず読みに伺おうと思います。(でも、気負わないで下さいね)
    楽しみに、自分も作品を作っていきたいと思います。

    珍しく、長々と語ってしまいました。こちらこそ偉そうでしたら申し訳ないです。

    この度は素敵なこぼれ話を、ありがとうございました。
  • 甲乙丙さんの熱烈なレビューに惹かれて、一体どんな作品なんだと思って読みましたが、
    「その作品の、しかもそっちのお方が」!!
    という驚きは私も充分に味わえました。
    この有名な短編は、国語の教科書で読んだ記憶があるのですが、そして台詞の一つ一つも印象的でしたが、なぜか同じ学年の友人から「知らない」と言われて、以前ちょっとショックでしたね……。
  • 佐藤踵さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    私は小説などを読む時、嬉々として巻末の解説やあとがきを読むタイプの人間でして、こうして作者さん自ら作品への思いを語って頂けたというのは大変光栄に感じております。

    重ねての言葉になるのですが、佐藤さんの作品から本当に良い刺激をもらえました。私も良い作品を書きたいと、現在錆の浮かぶ執筆能力をゴシゴシ研磨している次第。
    作品を公開する段になりまして、お目に止まる機会がありましたなら、その時は応援頂ければこれ幸いに存じます。

    と、偉そう、硬そうな語調ばかり並べ立ててしまっておりますが、実際私はゆるーいフザケた人間だったりするので、これからも気軽に交流して頂ければ嬉しく思います。えへ。

    こちらこそ、ありがとうございましたー!
  • 目さん、こんばんは。

    ヘッヘッヘ。私の熱情が目さんに届きましたか。レビューして良かった!

    国語の授業で一緒に習った筈なのに友人は覚えていない。
    それ私も経験あります! 
    きっとそれは思い入れの差ってやつなのかなー、なんて。

    逆に私なんて数学が苦手だったから、「無理数? 一次関数? なにそれ?」ってな感じでスッポリと記憶にないんですが数学好きな友人はこう言うんです。「授業で習ったよ!」と。

    人間の記憶って想像以上に、好き嫌い、得意不得意で差がつくもんなんですねえ。








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