現在「のろまとうリフレクション」というタイトルの短編の創作が大詰めを迎えているのだけれど、その詰めの部分でどうしても筆が止まってしまっている。
このお話はぶち撒けてしまうと「ある少年が飛び降り自殺する刹那」に見た走馬灯のお話なのだけれど、最後の最後、つまり「少年が本当に死ぬのか、それともなにか奇跡的な出来事が起きて生きながらえるか」というその一点がなかなか決められないのだ。
私の心にある「自殺は良くない」と思う精神が文章を書き進める事に歯止めをかける一方で、「(小説としての)状況的に少年が生き延びる術はないんだ」という、創作スタンスとでもいおうか、ご都合的な奇跡は書きたくないと思う精神が対立してしまって踏ん切りがつかないのだ。
うむむ。どうしたものか。
今日、明日にでも投稿しようかと思っていたのだけれど、ちょっと時間を空けた方が良いかもしれない。
太宰治や芥川龍之介でも読んで見ようかしら。
◇
こういう「ちょっと死にまつわるお話」ばかり考えているとどうにも陰気くさくなってしまうので、ちょっとフザけた話を考えてそちらを先に投稿するかもしれない。
パッと思いついたのは
・「ヒョウゴ(県)の甘辛煮」
お料理番組風に兵庫県(地図やなんかで見る県の形そのもの)を料理するというもの
・左手の犯罪
描写は手とその周囲のみのお話
の2つだけれど、全然違うものになる可能性もある。