はじめて電撃小説大賞で一次通ってくれました。
結音さん、教えてくれてありがとうございます!
▼発表サイト
https://kimirano.jp/special/news/4687/?s=09KADOKAWAも大変な状況でして、特設サイトで公表されていました。
え? 電撃通るやつだったの? という、、
エントリーしていたのは、『蛇霊記』という、カクヨムに掲載している作品です。
ゲド戦記みたいなハイファンタジーを目指して昔から色々書いてるんですが、ちょっとだけ認められたみたいで、嬉しいです!
無謀にもずっと、ハードなハイファンタジーを書き続けているのです、、全然目立たないけど、、
地味でドロドロしている作品で、正直一次も厳しいかなと思っていたのですが、記念受験したのです。
▼蛇霊記 話の内容
汕舵(せんだ)の村に住む若者・鹿彦の運命的な旅を描いた和風伝奇ファンタジー。
故郷を蜥蜴(とかげ)の群れに襲われ、母を失った鹿彦は、自身の出自を知るため、宮から逃げ出した巫女の沙耶とともに汕舵の地を目指す。
鹿彦は自身の中の不思議な力に導かれ、真実を追求してゆく。また、巫女たちは己の命を削った霊力を駆使し、怪異に立ち向かってゆく。
こんな感じです。
日本の神道の要素を盛り込んでおり、
和御魂や荒御魂、巫女文化などを本格的に組み込んでいます。
地味でハードで暗いです。
主人公は、縄文やネイティブアメリカンの文化っぽい謎の民族、汕舵の民の血を引いています。
ストーリーは、キャンベルの『英雄の旅』と呼ばれる、典型的な神話型の物語構造にもなっています。
文体は、当時はグイン・サーガを読みまくってラーニングしていた時期で、これもまた重くて凝っていて暗い。
(このあと路線を変えて、透明感のある文体に大転換しました)
いまと文体が違いすぎるし、、応募するとき、メンテナンスがめちゃくちゃ大変だった、、
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蛇に対面したものは、驚愕しながらその頭を見る。無機質で光沢のある鼻先や口元。それから赤く濁った両目。
朽ちて白骨化した雄牛のあばらを集め、上手く並べたらそうなるかも知れない、乱れ密集した牙の奥には、真っ暗な空洞が待ち構えている。
赤く熟れた、熟れ過ぎた果物のように爛れた穴には、底しれない闇があった。闇の底には鎧や骨すら溶かす胃液がなみなみと溢れるのか。あるいはろくでもない異界や地獄につながっているのか。そんなことは汕舵の民にすら定かではない。
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なんかものすごい叙述圧、、
自家版、私のグイン・サーガだったのですね。
という感じの、蛇霊記はこれです↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330656184798794▼最近は、、
ライトな文体に転向しつつ、ハード目なハイファンタジーを書いています。
滅びの国の魔女紀行↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330669354890071これを仕上げますね。
なんか、オリジナルなハイファンタジー書くのって辛めですね。。
でも完走します!
みなさんのご健筆も、お祈りしています!