近所の夏祭りに赴いたのですが、やはりいいものですね。
祭囃子の音楽に、ステージ上のナレーションが近づくたびに、かつて感じた独特な空気による感傷が、呼び起こされました。
からあげやクレープの屋台に気持ちを高まらせて。
かき氷を一気にかきこんで頭痛を引き起こしたあの頃。
クラスメイトの女子が浴衣をきてはしゃいでいる姿に、違った一面を発見してドキドキと鼓動を加速させたあの頃。
そして落とした財布(よくある)
ま、まあ、財産を失くすという経験も、まだ取り返しのつくだけの金銭しか持っていなかったからこそできる貴重な経験ですよね。
それにしても、幼い頃に見たお祭りの姿とは、幾分か変わっていたこともありました。
くじびきという屋台は存在せず、具体的な商品、なんたらカード屋とかになってましたし、飲屋街として発展してきた影響か、屋台ではなく店舗が店の前でビールやチュロスを売りさばいていました。
祭りの運営委員会に至っては、評判の悪いゆるキャラ(個人の主観です)を押し出して、グッズなんぞを並べていました。
誰が買うんだよ。
さておき、からあげを頬張り、デパートの二階から盆踊り会場を眺め、河原で祭りの喧騒をBGMに、お祭りムードを味わえたことは、また一ついい経験となりました。
実際に雰囲気や匂い、音、熱気などを味わうことで、執筆のいい刺激になったように思います。
いくつになっても、お祭りは楽しいものですね。
一人きりだけど。
祭りに行きました(一人で)
からあげ食べました(一人で)
ビールを飲みました(一人で!)
……
夏祭りに吹く風なんか寒いんだけど。
後ろを歩いて女子高生が言ってました。
「ほんとカップルだらけやしリア充爆発しろ」
私は女子高生を応援していきます。