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第一回雨野川大賞と水を切る話

今年も残り半月程度になってきましたね。
街にコート姿の人々が溢れてきて厚着大好きな私にはしあわせな季節になってきました。

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ぼんやりしてたら「第一回雨野川大賞」の講評が公開されてしばらくたっていました。
忘れない内に拙作のあとがきを書こうと思います。
拙作「水を切る」は下記のアドレスからどうぞ。

「水を切る」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054935309859

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今回のテーマは「水」、そして1000文字以内という縛りがありました。
長編を書くのがまだ不慣れなので逆にこの文字数は楽しかったです。
粘土を削ったり盛ったりするようにして言葉を削ったり言い換えたりして1000文字キッカリに仕上げました。

講評ではお三方からお褒めのお言葉をいただけてとても嬉しかったです。
不思議な世界(漫画でいうとコミティア系)の作品が好きなので、そういった雰囲気を意識しました。
刺さる人に刺さればいいな、ぐらいの作品でした。
実際にレビューでとても刺さってる方がいらっしゃったので嬉しい限りです。

この作品のようなふんわりとした作品を書くときはほとんど自動筆記です。
「今日も私の仕事が始まる。」の一文を書き出せたらあとは職人や泉、金のナイフといったディティールは勝手に湧いて出てきます。
それぐらいの方が作品に遊びが出る気がしていた……のですが、読み手からすると丁寧でカッチリとした作品に感じられたのかもしれません。
物語はエピローグを読みたくなるぐらい――ほんの少し足りないぐらいがちょうどいいと思っているので、次作はそれを気にしてみたいです。

今回は素敵な企画をありがとうございました。

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