木古おうみ

  • ホラー
  • SF
kipplemaker
13作品

KAC

KACのお題で書いた短編の安置所。
変な話ばかりあります。百合もブロマンスもあるけどSFとホラーが多め。
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作者のおすすめ順
#1

雨とアイドル培養肉／
木古おうみ

有名人の遺伝子を培養した肉を食べられるレストランで、元同級生のアイドルに気づかれないようファンを続ける女と地雷系女が推しの肉を食べる話。百合かもしれない。 KACお題:推し活参…
  • ★67
  • SF
  • 完結済 1話
  • 2,655文字
  • 更新
私は、アイドルになった元同級生の肉を食う
木古おうみ
#2

おれが第六感について語るときに俺がルビを振ること／
木古おうみ

「おれ、第六感があるんだ」《そんなものあるかよ》 「守護霊みたいなものがいて危ないこととか迷ってることの答えとか教えてくれるんだ」《俺だよ、お前の台詞に俺がルビを振って解説してや…
  • ★65
  • SF
  • 完結済 1話
  • 982文字
  • 更新
「虫の知らせとか守護霊っていうのかな」《馬鹿だな、主人公補正だよ》
木古おうみ
#3

八十歳の老婆を交番に届けたら八歳の少女を返された／
木古おうみ

“遺失物法28条1項” 物件の返還を受ける遺失者は、当該物件の価格の百分の五以上百分の二十以下に相当する額の報労金を拾得者に支払わなければならない。 KACお題お笑い/コメディ…
  • ★47
  • SF
  • 完結済 1話
  • 1,467文字
  • 更新
遺失物を拾い届けたら謝礼として一割をもらえるとか何とか
木古おうみ
#4

冷凍フェニックス焼鳥工場見学／
木古おうみ

では皆さん、昔は焼鳥には何の鳥が使われていたでしょうか？ はい、鶏です。残酷ですね。 では、今は？ その通り。フェニックスです。 幻想生物がインフラに組み込まれた現代、毎日二トン…
  • ★41
  • SF
  • 完結済 1話
  • 1,022文字
  • 更新
この工場では毎日二トンもの冷凍フェニックス焼鳥が生産されています
木古おうみ
#5

馬に山ほど死んだダニーを積んで荒野へ／
木古おうみ

懸賞首になった不死身のダニーを殺して立ち寄った酒場にダニーがいたから撃ち殺した。これで四人目だ。 不死身ってのはそんなに訳のわからないものじゃないだろう。 荒野のアウトローとは…
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
不死身のダニーの死骸は既に四つ、今隣にいるこいつで五人目だ
木古おうみ
#6

二十六人目の俺だけのヒーロー／
木古おうみ

未知の脅威からひとびとを守る普遍のヒーローを存続させるため、戦えなくなって朽ちるのを待つだけのヒーローから人格をコピーアンドペーストして新しい戦える身体に移し替える。 何度主演俳…
  • ★34
  • SF
  • 完結済 1話
  • 2,301文字
  • 更新
二十六代目のヒーローから、もうすぐ二十七代目になる俺へ
木古おうみ
#7

違法人肉都市食用クローン培養日記／
木古おうみ

昔は最先端の医療都市、今じゃ最先端技術を欲望に注ぎ込む犯罪都市、来るのは犯罪者か変態かその両方か。 ここの名物は培養肉を詰め込んだ食用クローンをお披露目する“謝肉祭”だ。 “謝…
  • ★54
  • SF
  • 完結済 1話
  • 3,231文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
“謝肉祭”までにこいつを完璧な食用クローンに仕上げるのが俺の仕事だ
木古おうみ
#8

是薬三分毒／
木古おうみ

探偵さん、無学な下男の話などお聞き苦しいでしょうが、どうか三分間だけお話しさせてください。 若旦那様は犯人ではございません。五つからあの御方にお支えしている私ですが、決して庇い立…
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
探偵さん、三分だけお聞きください。若旦那様は誰も殺しておりません
木古おうみ
三分間に凝縮されたその真実はあまりにも猛毒であった。
武江成緒
#9

内見の姉／
木古おうみ

妹のアレルギーのせいで両親が引っ越しを決め、見に行った住宅は、おれの家と何もかもがそっくりで、姉がいた。 トリのぬいぐるみがほしいので、KAC20242お題 「住宅の内見」に参…
おれの家には姉がいる。あの家に内見に行くまではいなかった。妹がいた
木古おうみ
#10

悪徳の匣／
木古おうみ

生き物を入れると一キログラムにつき十万円の札束が出る箱を得た、最悪な家族の話。 トリのぬいぐるみがほしいのでKAC2024お題:箱に参加します。最悪なことしか起こりません。最悪…
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
この箱に生き物を入れると、一キログラムにつき十万円の札束に変わる
木古おうみ
読了のち、
@zav4kkym
#11

天使のささくれ／
木古おうみ

自分だけどことなく周りから浮いている気がするのは、まだ脱皮が済んでいないからかもしれない。 クラスのみんなと少しズレている、私と同じだと思っていた同級生から、指にもささくれをきっ…
ささくれができるってことは、やっと私たち脱皮するんだね
木古おうみ
#12

黄腹未花と話さないで／
木古おうみ

K県H市の小学校周辺に貼られた、女児の写真と「話さないで」の文字が貼られたポスターに関する記録の数々。 トリのぬいぐるみがほしいのでKAC2024お題「はなさないで」に参加しま…
K県H市小学校周辺に貼られた女児の写真を使った不可解なポスターに関して
木古おうみ
短編ホラー
@dedede567
#13

色のない神話／
木古おうみ

船が座礁し、「私」が辿り着いた島は、島民の全員が色盲だった。 王が「色のない国」と呼ぶ島には、島民が見えない色で溢れ、「私」が決して読めない刺繍が施された綿織物があった。 ト…
王の末裔が暮らす島の人々は皆、色盲だった
木古おうみ