9月に入り北海道は秋になりました。内地の人が(*注・昭和生まれには、北海道は旧満州・カラフトと同じ外地なのです)まだ35度の猛暑日に耐えているのに、こちらの朝の気温は12度・昼の気温が29度(湿度40%)ほど。
寒暖差に体がついていけず風邪をひきそう。9月の末には白鳥がシベリアから飛んできて、すぐ冬になるのです。
異常気象のせいか、身近で葬式が三件立て続けに起こりました。92歳・88歳・98歳に死んでくれるなとも言えませんしねえ……8日には檀家のご住職のお母さんの葬儀、15日に150キロ向こうの従姉妹Nの家にお参りに行く予定。
田舎の葬式は、通夜・葬儀・初七日(今回初盆挟む)・納骨・四十九日。コロナ禍以後は簡略化されましたが、みんな葬式疲れでクタクタ。
その上ラジオ体操で右膝を痛め、やっと治ったら今度は左足首捻挫。2週間ビッコを引いてました。そんなわけで疲れはてて、前回のグチ昔話になりました。申し訳ありません。
跡取り娘の中学時代の同級生などは、上記以外に名義の変更・土地・家の相続・保険の対応、書類に悲鳴をあげながらの家の片付け。(お年寄りは荷物を溜め込むんですよ)数年前母方の従兄弟は、家のものを捨てるのに600万かかると言われ、頭抱えていましたっけ。
いつも手伝ってくれる従兄弟のNのお母さんも亡くなり、まだ入院中のお父さんが控えてる有様。(と、これを書いていた時死亡の連絡が!きゃーっ四件目)
気の休まる間もないのに、親族への対応を還暦すぎで仕事をしながらやってます。跡取り娘というのは本当に大変、みんなお願いだから倒れないで!
私はというと長編「扶桑樹の国」に手こずり、気晴らしにSSを書き出しました。
「赤い靴」に次ぐ新シリーズ「季節の便り~12ケ月」。12本完結予定。
「公募ガイド」投稿以来ですが昔取った杵柄、なんとか書けました。
7月・「神差し指」掲載「エイプリルフール生まれの娘」明日には掲載できると思います。(お葬式から帰ってから仕上げ)
アイデアはあったのですが、書く暇がなかったので書けて嬉しい。次からは、ちゃんと季節や行事に合わせて書くようにします。
昔はSSは「アイデアが命」と信じていたのですが、ある自主企画の「お題」もののSSを10本続けて読んだ時、「どう見せるか」と言うことがいかに大事か思い知らされました。
アイデアは抜群に良いのに、「惜しい!」と思う作品がたくさんあったからです。
アイデアがどれだけ良くても、それをリアルに感じさせたり、ビックリさせるための仕掛けを練らずに書いてはダメなのです。もう一回(いや、2回・3回!)工夫とひねりを入れないと、最高の効果はえられないんだと、実例で示されて思い知りました。
自主企画にはいつもたすけられます。(色々問題もあるようだけど、これってカクヨムの良心?)
「カクヨムってカクヨムが読ませたいものファースト」の読セ廻さんのエッセイにあるように、書き手を育てる気もなく、KADOKAWAの価値観の押し付け作品を量産するように仕向ける運営方針には腹も立ちますが、(自由がない!)
それでもこっちもタダで利用させていただいてる身。書くのを楽しみ、書き上げるまでが書き手の勝負どころ。
「あとは他人の言うことだ、私の知ったことか」と、いいとこ取りで利用させてもらおうと割り切りました。
でも、この頃力を入れてる「高校生」を消耗品扱いするのはやめてほしい。どう化けるかわからない宝の原石達なのに。
いや、確かに高校生ってこんなに下手なんだと驚く作品もあったけど……
そういう人に限って、たった1つのヒントで突然伸びるんですよ。(私もそう。68歳のおばあちゃんは、今でもヒントを探し回っています)
高校生のみんな、作品を沢山読んで、廻り中にアンテナ貼って色々経験して、ヒントを沢山見つけてね。その積み重ねが良い作品を生むんだよ。