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VRで大切な人を再現すること

こんにちは、螢音です。
今月も香鳴裕人様の自主企画に参加させていただきました。残り1週間での参加ってどうなんだろ……(目を逸らしながら)。

自分の中でいつか決着をつけたいと思っていた短編、「記憶を踏みつけて愛に近づく」にようやく手をつけることができました。
企画の中で生まれた話なので、決着をつけるならこの企画内で、提示されたテーマで自分が閃かなかったら諦めよう、と思ってました。

2月のテーマでいけるか?と思ったのですが、
きみの嘘、僕の恋心……。
「アイツ、一人称、俺じゃん………」
そこかよ!っとツッコミが入るかもしれませんがそういう細かな所が引っかかると不思議とキャラが動かないんです。
いろんな意味で困ったちゃんな奴だぜ、鉱太。

そんなこんなで、もう難しいかもなー、と思った3月。
ようやく閃いてくれました。
突破口となったワードは「一片」。
自分はひとひらと読ませていますが、ひとかけら、という意味で解釈しています。
約束は、ひとつでは成り立たないもの。二人であったり、過去の自分から未来の自分へだったり、少なくとも二つの事物があって成立するもの。
そして、鉱太が前に進めないのは、自分の深みにはまっている世界が自己の都合のいい解釈によるものだと思っているから。そんな相手がいない世界では、約束が成り立つわけがない、と。
そこで、ようやく閃いてくれました。
VRで大切な人を再現するということは倫理的にも重いですね。心情を書く上でこんなに悩んだのは、当方初めてです。恋愛描写が単に苦手だったためなのかもしれませんが。
話が脱線してきたところで、今回はこの辺で。

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