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「――奇獣流転譚―― その音を知る者へ」第6章公開開始

「――奇獣流転譚―― その音を知る者へ」第6章を公開開始しました。

 毎度のことながら、省と章の間に更新のない期間が長く続いてしまい、申し訳ありません。1章分最後まで書きあげてからでないと公開するのが不安な性分なので、1エピソード書いてすぐに公開というのは(そのほうが読者にはありがたいのかもしれませんが)、私にはどうしても難しく、このような形を取っています。
 今後も同様の更新形態になると思いますが、長い目で見守っていただけるとありがたいです。

 更新が滞っている間も、作品の執筆自体はこつこつと続けておりました。
 それだけでなく、ここ最近は中世史に関して、あらためていろいろと史料や文献を読んでおりまして、関心の幅がさらに広がったがためにそちらにも時間を取られて……という状況だったので、それもまた更新が滞っていた一因です。なかなかに面白いネタに出会えたので、いずれまた近況ノートで少し紹介しようかと思っております。

 もっとも執筆の妨げになっているのが眼精疲労ですが、対策しようと思ったら執筆時間を減らさざるを得ないので、もどかしい限りです。長編作品の執筆は、己の心身との戦いだなと痛感します。

 いつもの通り、第6章のラストまでは毎日1エピソード更新する予定です。物語もそろそろ折り返し(……のはず)。心身が続く限り、作品そのものの完結に向けて書き続けます。

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